Hillarys Blindsはビジネスプロセス最適化のため、SAP CRMをOracleからHANAプラットフォームへと切り替えた。
分析やビジネスアプリケーションの運用強化を目的に、SAP HANAの利用を選択した顧客は少なくない。だがそれほど数が多いわけでもなく、声もあまり大きくない。
英国でブラインドの製造と販売を手掛ける中堅企業のHillarys Blinds(本社ノッティンガム)は、高速インメモリデータベースのHANAを導入した。同社はHANAでSAPビジネスアプリケーションを運用している世界5000〜6000社の中の1社だ。
今、SAPのカラム型インメモリデータベースは、データベース販売に乗り出した2010年以来、同社の戦略の要になっている。ERPのための完成されたシステムであるS/4HANAは、2015年2月以来、同社の主力製品となった。S/4HANAは「SAP Business Suite 4」を短縮した名称で、初期のSimple Financeの一部だった。
だが、それより前の「Business Suite on HANA」のために、事態は混乱している。Hillarysが使っているのもこの製品だ。同製品はHANA上で実行できるSAPのアプリケーションスイートだが、S/4HANAのように最初からHANA専用に設計されたものではない。
HillarysがBusiness Suite on HANAに移行した2015年8月の時点で、S/4HANAは既に発表されていた。しかしHANAに最適化されたフルERPとしてはまだ未成熟で、他の競合するデータベースに適していた。
HillarysのICT責任者、ジュリアン・ボンド氏は、同社が「ECC6.0」ではなく「ECC5.0」を使っていた経緯を振り返る。ECC5.0よりもECC6.0の方が機能も勝っていたはずだった。
続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
会員登録あるいはログインしてください。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...