ユーザーエクスペリエンスを改善
Samsung「Galaxy Note9」徹底解説、小さな改良で飛躍的な進化
Samsungが発売した最新のスマートフォン「Galaxy Note9」は、一見するとGalaxy Note8と似通っている。しかし、その内蔵機能に改良を施している。この記事では、Galaxy Note8との相違の概要を紹介する。
Samsung ElectronicsのGalaxy Note9は、見た目にはGalaxy Note8と非常に似通っているが、神は細部に宿るものだ。
2018年8月に販売開始されたGalaxy Note9は、あらゆるスマートフォンの中でも有数の大きな画面、そのサイズ実に6.4インチのディスプレイを特長としている。しかし、6.3インチのディスプレイを備えたGalaxy Note8にすでに慣れ親しんだユーザーはあまり違いを感じないだろう。Samsungは指紋スキャナーの配置をカメラの横からカメラより下の位置に変更して、ユーザーエクスペリエンス向上を狙っている。
この新しいスマートフォンはGoogleがAndroid 9 Pieをリリースした直後に発売が発表されたが、Galaxy Note9が搭載しているのはいまだにAndroid 8.1だ。
企業向け機能
Samsungは、企業向けのデバイスを活用してクリエイティブなプロフェッショナルや起業家の市場を独占したいと考えている。そのために、Galaxy Note9は同社のDeXドッキングシステムに完全に対応している。ユーザーはHDMIケーブルを使用してGalaxy Note9をモニターに接続すれば、完全なデスクトップ体験が得られ、モニターに接続していても、Galaxy Note9を使用してテキストメッセージを送信したり、Webサイトを閲覧したり、他のさまざまな作業を行うことができる。
また、SamsungはGalaxy Note9に付属するSペンを改善した。Sペンは現在、Bluetooth LE(低消費電力版Bluetooth)を備えているため、ユーザーはデバイスに物理的に触れなくてもアプリを立ち上げる、あるいは「Microsoft PowerPoint」のスライドをめくって閲覧することができる。Sペンは40秒の充電で、30分間動作することができ、また従来と比べて圧力検知の精度も向上している。
内蔵機能
Galaxy Note9の最も重要な改善点はおそらく、内蔵機能にある。Galaxy Note9は、Qualcommの強力なプロセッシングチップである「Snapdragon 845」を搭載し、丸一日持続するバッテリーを搭載し、最大512GBの内部ストレージを備えている。また、SDカードを追加すれば、合計1TBのデータを格納できる。
Galaxy Note9は、AmazonのAlexaやAppleのSiriに対抗するために、SamsungのAIプラットフォームであるBixbyの改良版プラットフォームも備えている。Samsungはユーザーの好みを記憶し、自然言語を使用することによってBixbyをよりいっそう対話型で、個々人に対応したものにすることを目指している。例えば、ユーザーはレイバーデーにかかる週末にブルックリンで開催されるイベントについてパーソナルアシスタントに尋ねることができる。その後に続けて「10月の最初の週末はどう?」と尋ねれば、同社のシステムはその文脈を理解する。
しかし、多くの企業はこれらの改良が施されたからといって、その高額な値段に見合うとは考えないだろう。Galaxy Note9はAppleのiPhone Xと似た価格である1000ドルからで販売開始されているが、その値段は750ドルで販売開始されたGalaxy Note8から大幅に高くなっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
技術文書・技術解説
[フォーティネットジャパン合同会社] AIランサムウェアに勝つ 自律型エンドポイント管理導入で確認すべき条件4つ -
技術文書・技術解説
[フォーティネットジャパン合同会社] LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント -
製品レビュー
[ネットアップ合同会社] 研究分野でAI活用が進まない? 真の成果につなげるデータ管理の在り方とは -
製品レビュー
[ヴィーム・ソフトウェア株式会社] SCS評価制度を導入するだけで十分? 組織の防御力を高める活用方法とは -
製品資料
[リコージャパン株式会社] 社内データ資産をもとに文章を生成、“専属秘書”のように頼れる生成AIサービス
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
情シス管理職は何を「やらない」のか ラクス情シス課長が語る"仕事を任せる判断軸"
-
2
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
3
なぜ情シスは評価されにくい? 読者調査で見えた「成果が見えない仕事」第1位は
-
4
VMware離れの決め手は“機能”以外だった 情シス109人が選んだ新基準と死角は
-
5
脱VMwareか、継続か? 仮想化ソフト主要6製品の機能とスペックを徹底比較
-
6
セキュリティの転機 2026年度開始の新評価制度が求める「復旧能力」の実現法は
-
7
「最大の脆弱性は従業員」が8割 AI活用で深まるCISOの孤立と苦悩
-
8
「AI活用を前提とした業務PCへの移行」に関するアンケート
-
9
「企業におけるAIの運用」に関するアンケート
-
10
「企業におけるAI導入検討度とIT投資優先度」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
登録セキスぺが語る「SCS評価制度」の舞台裏 星を取得すべき理由と対応のコツ
-
2
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
3
OSSでは困難 100超のサービスを持つマネーフォワードが実践した統合監視術
-
4
「改正物流効率化法対策」徹底解説 総物流費を抑制するサプライチェーン戦略
-
5
月1000枚の紙を削減 9年動けなかった組織が、業務改革のその先に得たもの
-
6
ネットワーク遅延の原因、「パケットロス」の基礎知識と効果的な解決策
-
7
ドラマで分かる、標的型攻撃メールの被害を受ける企業と回避できる企業の分岐点
-
8
Windows PCとMacの選択制で生産性向上 LINEヤフーが実践する運用管理方法とは
-
9
「Google Workspace」活用事例34選、先進の生成AIによる組織変革の全貌
-
10
ソフトウェア開発の属人化と手戻りをどう防ぐ? 速さと品質を両立させる方法
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー