「Galaxy S9」「ZenFone 5」から8000円スマホ「Tempo Go」まで――MWC 2018の注目製品「Mobile World Congress 2018」まとめ(1/3 ページ)

モバイル関連の年次イベント「Mobile World Congress 2018」では、さまざまな新製品が発表された。その中から注目すべき製品をピックアップして紹介する。

2018年03月17日 05時00分 公開
[Charles P JefferiesTechTarget]

 移動通信の標準化団体GSM Association(GSMA)は、モバイル関連の大規模年次イベント「Mobile World Congress 2018」(MWC 2018)が大成功に終わったと胸を張る。GSMAがスペイン・バルセロナで開催した同イベントには、2400社を超える企業が参加。205カ国から10万7000人が訪れた。

 MWC 2018の主なトピックは、第5世代移動通信システム(5G)、人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)であり、さまざまな新製品の発表もあった。本稿では、同イベントで発表された以下の製品を紹介する。

表 本稿で紹介する製品
種類 製品名(丸かっこ内はベンダー)
ノートPC HUAWEI MateBook X Pro(Huawei Technologies)
スマートフォン Galaxy S9+、Galaxy S9(いずれもSamsung Electronics)
ZenFone 5Z、ZenFone 5、ZenFone 5 Lite(いずれもASUSTeK Computer)
Tempo Go(ZTE)
microSDメモリーカード 400GB版SanDisk Extreme microSDXC UHS-I Card(Western Digital)
ストレージ Western Digital PC SN720 NVMe SSD、Western Digital PC SN520 NVMe SSD

Huaweiが発表した薄型ノートPC「HUAWEI MateBook X Pro」

画像 画像1 HUAWEI MateBook X Pro(出典:Huawei Technologiesの製品紹介ページ)

 Huawei Technologiesは、同社の最新ノートPC「HUAWEI MateBook X Pro」を発表した(画像1)。解像度3K(3000×2000ピクセル)の13.9型ディスプレイを搭載し、狭額縁デザインを特徴とする。ディスプレイの最大輝度は1平方メートル当たり450カンデラ(450ニト)を誇り、色空間規格sRGBの色域を再現できる。重量は1.33キロ、厚さは14.6ミリだ。

 内部構造としては、Intelのクアッドコアプロセッサ「Intel Core i5-8250U Processor」または「Intel Core i7-8550U Processor」、NVIDIAのグラフィックチップ「NVIDIA GeForce MX150」(グラフィックメモリ2GB)、57.4ワット時のバッテリーを搭載する。Huaweiによると、1080p規格(解像度1920×1080ピクセル)の動画再生で12時間の連続稼働を実現する。

 サウンドの点では、Dolby Laboratoriesのサウンドシステム「Dolby Atmos」を採用し、4基のマイクを内蔵する。

 HUAWEI MateBook X Proは、米国では2018年第2四半期にリリース予定だ。ベースモデルは1800ドルで、非常にハイエンドな製品となっている。

Samsungが発表したスマートフォン「Galaxy S9+」「Galaxy S9」

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