「高価でも価値がある」PCIeがNVMe-oFに負けた理由とはラックスケールPCIeの落日?

NVMe-oFの普及は目覚ましい。NVMe-oFプロトコルを採用したストレージシステムが増える中、ラックスケールのPCIeが衰退した理由を探ってみる。

2018年11月15日 05時00分 公開
[Howard MarksITmedia]
画像 PCIeとNVMe

 わずか数年前、NVMe-oF(Nonvolatile Memory Express over Fabrics)が登場するまでは、データセンターがラックスケールのPCIe(Peripheral Component Interconnect Express)ファブリックを基盤にすると考えられていた。

 PCIe向けのインタフェースとして「OcuLink」規格が整備され、半導体企業のBroadcomやIDTは商用PCIeチップをリリースした。その結果、DellやHP、その他のスタートアップ企業は、FPGA(製造後にプログラムが可能な集積回路)をプログラミングする必要も、もちろんASIC(特定用途向けに製造された集積回路)を設計する必要もなく、ラックスケールのシステムを構築できるようになった。

外付けのPCIeで実現したかったもの

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news026.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年1月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news169.jpg

Hakuhodo DY ONEのDMP「AudienceOne」とTrue Dataが連携 何ができる?
ドラッグストアや食品スーパーマーケットの購買データを活用した精緻なターゲティングや...

news164.jpg

転売目的の不正注文を出荷前にAIが判別 売れるネット広告社がD2C事業者向けにツールを提供
売れるネット広告社は、不正注文によるD2C事業者の損失を防ぐ新たなサービスを提供開始し...