「Hey Siri」「OK Google」で健康相談 「AI」で自動化進む患者対応医療に役立つ「AI」6つの用途【後編】

AI技術が医療にもたらす効果は、医療従事者の業務効率向上だけではない。生活指導や診療の予約など、患者の利便性向上に役立つAI技術の活用例を3つ紹介する。

2019年06月18日 05時00分 公開
[Reda ChouffaniTechTarget]

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 前編「医療従事者の負担を軽くする「医療AI」の使い道3選」では、医療従事者の仕事を支援するAI(人工知能)技術の活用例として、データ分析や画像解析、自然言語処理による診断支援を紹介した。医療機関はさらに、AI技術を患者ケアの改善に生かそうとしている。後半では患者対応に焦点を当てた、残り3つのAI技術活用例を紹介する。

利用例4.個人向け医療音声アシスタント

 現在販売されているスマートフォンには総じて、個人向け音声アシスタントが組み込まれている。Microsoftの「Cortana」やAppleの「Siri」、Googleの「Googleアシスタント」のような音声アシスタントを医療アプリケーションと組み合わせると、非常に大きな価値を提供できる可能性がある。

 考えられるケースの一つは、アラートや患者向け教育資料を提供するアプリケーションだ。人間のように対話することで、患者の現在の精神状態を評価することが可能になる。患者の要望や見守りに、医療担当者が対応することが難しい場合、音声アシスタントを組み込んだアプリケーションを使って負荷を軽減することも考えられる。

利用例5.個人向け生活指導

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