「サービスとしてのデバイス」(DaaS)を選ぶべきかどうかを見極める5つの質問サブスクリプションがいつもお得とは限らない

「サービスとしてのデバイス」(DaaS)の利用を検討するITプロフェッショナルは、このサービスが自分たちの組織にうまく合うかどうかを考えなければならない。それを見極めるための5つの質問を紹介する。

2019年06月19日 05時00分 公開
[Kevin BeaverTechTarget]
画像

 Device as a Service(サービスとしてのデバイス、以下DaaS)は、ITプロフェッショナルにとって便利な選択肢だ。ただし利用を決断する前に、現在のデスクトップインフラについて評価する必要がある。

 DaaSはベンダーがユーザー企業にPCをリースしてシステム管理サービスを提供し、セキュリティ対策やデバイスの健全性管理、モニタリングとアラート管理を支援する。DaaSでは、

  • 将来を見越したハードウェア問題の洗い出し
  • ファームウェアとソフトウェアの更新
  • フルディスク暗号化
  • 無線ネットワークの保護
  • モバイルアプリケーションのモニタリング
  • セキュリティアラートとインシデント通知
  • エンドポイント分析

など、現在IT部門が苦労している分野の多くに重点を置いている。管理者はインストールからシステムの返却、データの無害化に至るまで、エンドポイントの全ライフサイクルを横断してデバイスを一元的に監視して管理できる。

 DaaSは、シート当たり料金、あるいは月額料金制で、一般的には36〜48カ月の契約になる。市場が成長を続ける中で、さまざまなベンダーがそれぞれ違ったサービスを提供している。選択できるOSの幅広さで際立っているのはHPで、Windows、macOS、iOS、Androidを選択できる。Lenovoはアドオンのオプションとして、メール/Webモニタリングやウイルス対策といったセキュリティ機能を提供する。

DaaSを利用する前に検討すべきこと

 DaaSの利用を検討するITプロフェッショナルは、以下の5つの項目について自問する必要がある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news190.jpg

YouTube広告の実店舗売り上げへの貢献を計測 インテージが「Sales Impact Scope」を提供開始
インテージがYouTube出稿による小売店販売への広告効果を計測するサービスを提供開始した...

news160.jpg

2025年のデジタル広告業界の展望 日本のマーケターの優先メディアと課題は?
IASは、2025年におけるデジタル広告業界の主要なトレンドについて掘り下げたレポート「Th...

news026.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年1月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。