2019年06月25日 05時00分 公開
特集/連載

事例で探る「SAP HANA」の実力【後編】企業は「SAP HANA」を何に利用しているのか? 3大用途を紹介

「SAP HANA」にはワークフローの改善、意思決定支援、データ統合という3つの長所がある。企業におけるSAP HANAの用途にはどのようなものがあるだろうか。

[Linda Rosencrance,TechTarget]
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 前編「医療ITベンダーの技術基盤を『SAP HANA』はどう支えているか」では、医療ソフトウェアベンダーのHarrisLogicが、ビジネスを支えるテクノロジーにSAPのインメモリデータベース「SAP HANA」をどう組み込んでいるかを説明した。後編では、SAP HANAの具体的な用途を紹介する。

SAP HANAの3つの用途

 SAP HANAを用いた代表的な用途は以下の3つだ。

  • 小規模かつ部分的なデータウェアハウス(DWH)であるデータマートを使わないリアルタイム分析
  • 仮想的なデータ接続を利用したリアルタイム分析
  • 高度な分析との連携

用途1.データマートを使わないリアルタイム分析

 SAPのグローバルバイスプレジデントを務めるフィリップ・オン氏によれば、「リアルタイムでデータ分析できる」というSAP HANAの機能がビジネスプロセスを効率良く運用することに役立つという。SAP HANAは、データを分析するために保管用のデータベース管理システム(DBMS)からデータマートへデータを移動する必要がない。

 「データをデータベースに置いたまま、データをリアルタイムで分析できる。顧客のメリットは計り知れない」とオン氏は語り、これが最も多い用途だと説明する。

 データマートやDWHを管理するためにSAP HANAを利用する企業もある。「こうした企業のエンドユーザーはデータをSAP HANA環境に読み込んで、リアルタイムで分析と報告をしている」とオン氏は話す。企業内外のあらゆる場所でデータが爆発的に増加している。そのため、全てのデータをDWHやデータマートに集めて分析するのはもはや不可能だ。

用途2.仮想的なデータ接続を利用したリアルタイム分析

 2つ目の用途は、社内外に存在する自社データを仮想的に接続して、リアルタイムにデータを閲覧することだ。

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