2019年03月13日 09時00分 公開
特集/連載

高機能な製品は、現場のトレーニングで苦労する場合もクラウドERP 10製品を徹底比較 辛口ユーザーが語るメリットとデメリット (1/3)

ERP市場でしのぎを削るクラウドERPベンダーを調査すれば、自社に最適なソフトウェアを決定する複雑なプロセスがほんの少し楽になるだろう。代表的な10社のクラウドERP製品をレビューする。

[Linda Rosencrance,TechTarget]
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 ERP市場は規模が大きく、プラットフォームもしっかりしている。つまり、大半の企業にとって理想的な製品はどこかにある。だが、それを見つけるには慎重な調査が必要だ。

 ERPシステムには核となるソフトウェアモジュールが含まれる。これはコンポーネントとも呼ばれ、不可欠なビジネス分野に重点を置く。財務、会計、人事、生産、資源管理、顧客関係管理(CRM)、サプライチェーン管理などがその例だ。

 本稿は代表的なクラウドERPの情報をまとめた。下記の10製品について、ERP機能を備えた製品の種類について簡単な寸評を加える。

  • Epicor ERP
  • IFS Applications
  • Infor M3
  • Microsoft Dynamics 365 for Finance and Operations、Enterprise Edition
  • NetSuite ERP
  • Oracle ERP Cloud
  • Plex Manufacturing Cloud
  • QAD Cloud ERP
  • SAP Business One
  • SAP S/4HANA

Epicor ERP

 Epicor Softwareの「Epicor ERP」は、企業規模を問わずあらゆる製造会社を対象にしたシステムだ。オンプレミスまたはクラウドへのインストールが可能だが、Epicor ERPは小規模企業にとってはやや複雑でコストも高くつく可能性がある。

 Epicor ERPは統合スイート型ERPとして、プロジェクト管理、在庫、グローバルビジネス管理などに対処する手段を提供する。

 Epicor ERPは必要なモジュールのみを購入することも可能だ。全モジュールを購入しなくてもシステムを利用できる。

 Epicor ERPは1つの地域で操業する企業に導入できる。2層ERP戦略(注1)を実施している多国籍企業でも利用は可能だ。つまり、財務のような一般的で中核を成すプロセスには1つ目のERPを企業レベルで使用し、部門や子会社といった規模が小さい場所には2つ目のERPで特定のニーズに対処する戦略を採用できる。

※注1:本社で稼働するコアとなるERPの他に、事業部や拠点単位でビジネスニーズに合う別のERPを導入し、コアERPとのデータ連携を図るERPの導入方式。

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