Appleのデバイス導入支援サービス「Apple Business Manager」と共に統合エンドポイント管理(UEM)製品を利用すると、WindowsデバイスとMacが混在するオフィスのデバイス管理が楽になる可能性がある。
「macOS」を搭載する「Mac」を従業員に支給する企業が珍しくなくなり、企業がMacの管理について積極的に検討するようになってきている。Appleは従来のMac管理の方法を改善するために、2本立ての戦略を推奨している。デバイス導入支援サービス「Apple Business Manager」(ABM)を利用することと、ABMが利用できるモバイルデバイス管理(MDM)製品または統合エンドポイント管理(UEM)製品を導入することだ。
前編「Macに不慣れなWindows管理者が知りたい、Mac管理の『これまでとこれから』」に続き、本稿はAppleの新しいmacOS管理のアプローチについて紹介する。
ABMはAppleが提供する比較的新しいサービスで、デバイスの購入や配備、コンテンツ配信を自動化する。IT管理者はアプリケーションを一括購入して、管理対象デバイスに直接配布できる。
Appleは同社のデバイス導入支援プログラム「Device Enrollment Program」(DEP)とアプリケーションのボリュームディスカウントプログラム「Volume Purchase Program」(VPP)をABMに統合し、これらのプログラムの置き換えを2019年12月1日に終了する。ABMはMacの他、「iOS」デバイスと「tvOS」デバイスの管理にも利用できる。
ABMはUEM製品とシームレスに連携し、Apple製デバイスの配備と管理を一元化できる。ABMとUEM製品を連携させると、IT管理者はMacを直接手にしたり準備したりすることなく、公式の安全な方法でUEM製品に登録できる。Macを登録した後、IT管理者はリモートで次のような操作ができる。
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