Appleは「macOS」の新しいバージョンである「macOS Catalina」(以下、Catalina)で、法人向けのデバイス管理の機能を引き続き提供するとともに新機能も追加し、ユーザーアカウント管理、リモートロック設定、構成プロファイル、プライバシー設定などの機能を強化する。IT管理者はMacにOSとアプリケーションのアップデートを強制的に自動インストールすることもできる。Catalinaにはデバイス保護を強化する新しいエンドポイントセキュリティ機能が追加される。
Catalinaのリリース後も、AppleがMacに組み込むデバイス管理機能は、デバイス導入支援サービス「Apple Business Manager」(ABM)を中核として改良を続けていくことになりそうだ。デバイス管理のためにモバイルデバイス管理(MDM)製品または統合エンドポイント管理(UEM)製品を既に活用している企業にとって、このアプローチの利点は大きいだろう。
Appleは法人向けmacOS管理に関する明確なロードマップを示している。ただしAppleが推奨する戦略を採用するリソースがない企業や、そうする意向のない企業もあるだろう。その場合は、Microsoftの「System Center Configuration Manager」(SCCM)などの構成管理ツールで、Macも含めた幅広いデバイスを管理する代替策がある。前編「Macに不慣れなWindows管理者が知りたい、Mac管理の『これまでとこれから』」、中編「『Apple Business Manager』と『UEM』の連携がもたらすメリットは?」に続き、本稿はSCCMを使ったMacの管理について解説する。
DXにおける「コンサルティング力」とは?
DXが加速する中でコンサルティング人材へのニーズが高まっています。DXにおける「コンサ...
AI活用、6割超の企業はPoC(概念実証)止まり――Accenture調査
「わが社でもAI活用を」と考えている企業は多いようですが、実際はどこまで進んでいるの...
「ナイキ」と「アディダス」 ブランド対決の歴史をさくっと振り返る
ナイキとアディダスは60年以上にわたってしのぎを削り、スポーツマーケティングやスポー...