ハイパーコンバージドインフラ(HCI)のデータ保護手法を大別すると、エージェントレスの「ホストベース」のバックアップと、「ゲストエージェント」によるバックアップがある。両者はどう違うのか。
ハイパーコンバージドインフラ(HCI)は過渡期の真っ只中だ。可能性を秘めたテクノロジーだと見なされていた時代は終わりつつあり、ミッションクリティカルなシステムを支えるテクノロジーへと進化している。より多く、より大きく、より重要なシステムを、レガシー環境からHCIに移行するようになるにつれ、HCIのバックアップをどうするかという課題の重要性がますます高くなる。こうした環境では、レガシー環境と同等かそれ以上のデータ保護機能を導入しなければならない。
HCIは、データ保護分野に新たなチャンスと新たな課題をもたらした。HCI製品にデータ保護機能が搭載されるようになったのが新たなチャンスだ。一方、特定のHCIベンダーが設計したアーキテクチャの仕様の一部が、データ保護の業界標準になっていることが課題だと言える。
時間の経過とともに、状況は少しずつ変化している。データ保護ベンダーは、関心の高まりに乗じてHCI向けに自社製品を進化させている。こうした中、IT担当者は自社のHCIに適切なデータ保護とバックアップをどう選択すればよいのだろうか。
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