「分子メモリ」のストレージはHDDよりも少ない物理的なスペースで、はるかに多いデータ量を保存できるようになるという。HDDとは何が違うのか。その仕組みを解説する。
「分子メモリ」を使ったストレージは、HDDよりも飛躍的に記憶密度が高まる可能性がある。前編「容量はHDDの100倍? 『分子メモリ』を使ったストレージとは」では、分子メモリのような技術がストレージ分野で必要とされている背景を解説した。後編は、なぜ大幅に記録密度を高められることができるのかなどを中心に、分子メモリを使ったストレージについて、より具体的に説明する。
ドイツにあるキール大学の研究チームが分子メモリに関する研究を開始したのは2014年のことだった。同大学のマヌエル・グルーベル氏は「このプロジェクトには、物理学、化学、材料工学を含むさまざまな分野から多数の研究者が関わっている」と話す。同プロジェクトの目標は「分子スイッチ」(分子の状態によってオンとオフの切り替えを実現する仕組み)の特性を理解し、その技術を向上させることにある。「長期的には、ストレージだけでなく、医療分野の用途などさまざまな種類のアプリケーションに役立つ分子の仕組みを探りたい」と同氏は説明する。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...