「分子メモリストレージ」と「HDD」の違い “容量はHDDの100倍”の理由は「分子メモリ」がストレージを変える【後編】

「分子メモリ」のストレージはHDDよりも少ない物理的なスペースで、はるかに多いデータ量を保存できるようになるという。HDDとは何が違うのか。その仕組みを解説する。

2019年11月12日 05時00分 公開
[John EdwardsTechTarget]
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 「分子メモリ」を使ったストレージは、HDDよりも飛躍的に記憶密度が高まる可能性がある。前編「容量はHDDの100倍? 『分子メモリ』を使ったストレージとは」では、分子メモリのような技術がストレージ分野で必要とされている背景を解説した。後編は、なぜ大幅に記録密度を高められることができるのかなどを中心に、分子メモリを使ったストレージについて、より具体的に説明する。

 ドイツにあるキール大学の研究チームが分子メモリに関する研究を開始したのは2014年のことだった。同大学のマヌエル・グルーベル氏は「このプロジェクトには、物理学、化学、材料工学を含むさまざまな分野から多数の研究者が関わっている」と話す。同プロジェクトの目標は「分子スイッチ」(分子の状態によってオンとオフの切り替えを実現する仕組み)の特性を理解し、その技術を向上させることにある。「長期的には、ストレージだけでなく、医療分野の用途などさまざまな種類のアプリケーションに役立つ分子の仕組みを探りたい」と同氏は説明する。

HDDとは異なる「分子メモリ」ストレージのデータ保持の仕方

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