ブロック、ファイル、オブジェクトの各インタフェースを統合するストレージ製品を幾つか取り上げ、その機能、長所、短所を見ていく。
IT部門では従来、ブロックストレージ用にSAN、ファイルストレージ用にNAS、オブジェクトストレージ用にクラウドゲートウェイを購入していた。現在では、ブロック、ファイル、オブジェクトの各ストレージインタフェース全てをサポートするソフトウェア定義ストレージ(SDS)製品を選べるようになっている。本稿では、そのようなストレージ製品を幾つかピックアップし、その機能、長所、短所を見ていく。比較対象のベンダーは以下の5社だ。
ブロックストレージは、最も古い種類のストレージだ。従来は、物理的な部品(ハードウェアベース)のブロック、セクタ、トラックという機構を使用して、ローカルサーバのHDDにアクセスするために利用されていた。その後、BIOSやOSで設定された物理的な限界を超えてからは、ハードウェアではなくソフトウェアが使われるようになった。
70年代後半、ファイルサーバが開発されると、内部のブロックストレージをファイルストレージとして利用できるようになった。これは、Network File System(NFS)やCommon Internet File System(CIFS)などのストレージプロトコルを利用しており、ディレクトリやファイルの階層が表現される。サーバベースのデータセンターの進化に伴い、SANによって、複数のサーバで内部ストレージや直接接続型ストレージの代替として使用できるブロックストレージが登場した。その後、NASシステムによってこの仲介役が不要となり、独立したファイルサーバではなく、ファイルストレージがエンドユーザーに直接提供されるようになった。
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