QualcommとLenovoが共同開発する5G対応PC「Project Limitless」は、リモートワーカーにとって魅力的な機能を搭載している。しかし5Gのサービスが行き渡っていない現状、IT資産管理の課題は予測し切れない。
LenovoとQualcommが共同開発するPC「Project Limitless」は「世界初の5G(第5世代移動体通信システム)PC」をうたっている。Project LimitlessはLenovoの超軽量モデルで、QualcommのSoC(統合型プロセッサ)「Snapdragon 8cx」と5Gモデム「Snapdragon X55」を搭載する。Project Limitlessにはまだ明らかになっていないことが多いが、これから到来する5G対応PC時代の先駆けとなりそうだ。
Project Limitlessは新しい分類の5G対応PCであり、LenovoとQualcommのコラボレーションを体現する製品として開発されている。Lenovoのハードウェア技術に裏打ちされるノートPCの部分は、スマートフォンの携帯性とPCの利便性を兼ね備え、無線LANや公衆無線LANの通信環境がなくても、5Gによる高いデータ伝送速度と高品質のストリーミングを実現する。販売開始は2020年以降だ。
Qualcommによると、このPCに搭載するSnapdragon 8cxは、マルチギガビットのデータ伝送速度、長持ちするバッテリー駆動時間、高度なセキュリティといった特徴を持つ。これは5G対応PC専用で、7ナノメートルプロセスで製造する世界初の製品になるという。
Project Limitlessに搭載する5GモデムのSnapdragon X55は、最大7Gbpsの下りデータ伝送速度を実現し、世界中の通信事業者が使用するほぼ全ての周波数帯域をカバーするため、世界のほぼどこからでも接続できるという。
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