5G対応PC「Project Limitless」とは? QualcommとLenovoが共同開発5G時代のIT資産管理は未知の世界

QualcommとLenovoが共同開発する5G対応PC「Project Limitless」は、リモートワーカーにとって魅力的な機能を搭載している。しかし5Gのサービスが行き渡っていない現状、IT資産管理の課題は予測し切れない。

2019年12月21日 08時30分 公開
[Robert SheldonTechTarget]

関連キーワード

Windows 10 | ビジネスPC


 LenovoとQualcommが共同開発するPC「Project Limitless」は「世界初の5G(第5世代移動体通信システム)PC」をうたっている。Project LimitlessはLenovoの超軽量モデルで、QualcommのSoC(統合型プロセッサ)「Snapdragon 8cx」と5Gモデム「Snapdragon X55」を搭載する。Project Limitlessにはまだ明らかになっていないことが多いが、これから到来する5G対応PC時代の先駆けとなりそうだ。

Project Limitlessの仕様

 Project Limitlessは新しい分類の5G対応PCであり、LenovoとQualcommのコラボレーションを体現する製品として開発されている。Lenovoのハードウェア技術に裏打ちされるノートPCの部分は、スマートフォンの携帯性とPCの利便性を兼ね備え、無線LANや公衆無線LANの通信環境がなくても、5Gによる高いデータ伝送速度と高品質のストリーミングを実現する。販売開始は2020年以降だ。

 Qualcommによると、このPCに搭載するSnapdragon 8cxは、マルチギガビットのデータ伝送速度、長持ちするバッテリー駆動時間、高度なセキュリティといった特徴を持つ。これは5G対応PC専用で、7ナノメートルプロセスで製造する世界初の製品になるという。

 Project Limitlessに搭載する5GモデムのSnapdragon X55は、最大7Gbpsの下りデータ伝送速度を実現し、世界中の通信事業者が使用するほぼ全ての周波数帯域をカバーするため、世界のほぼどこからでも接続できるという。

「5G対応PC」がもたらすメリット

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...