Linuxディストリビューションを選ぶ前には、幾つか把握しておかなければならないポイントがある。代表的な「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)と「Ubuntu」の違いを整理する。
企業で幅広く使用されている「Linuxディストリビューション」(「Linux」の配布パッケージ)の代表例は「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)と「Ubuntu」だ。両者には重要な相違点が幾つかある。前後編を通じてRHELとUbuntuを比較する上で重要な、以下の4つの比較ポイントを紹介する。
前編である本稿はまず両者の概要を整理し、1つ目の比較ポイントを紹介しよう。
RHELの最新版であるバージョン8は、セキュリティとコンプライアンス(法令順守)に重点を置いている。システム全体の暗号化ポリシーや監査に関連する機能を強化した。具体的には、「TLS」(Transport Layer Security)や「IPsec」といった通信路暗号化技術の他、DNS(ドメインネームシステム)のセキュリティ拡張仕様「Domain Name System Security Extensions」(DNSSEC)、ユーザー認証の「Kerberos」を利用できる。
管理容易性も向上している。クラウドであってもオンレプミスであっても、仮想マシン(VM)であってもベアメタル(物理)サーバであっても、どこで実行しているサーバでも同じ管理ツールを使用できる。ユーザーエクスペリエンスの一貫性を高める点が特徴でもある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Windows 10のサポート終了が迫り、Windows 11へのアップデートを考えている組織も多いことだろう。当然、アップデートには失敗したくないはずだ。ポイントを本動画で把握して、スムーズなOS移行を実現したい。
2025年10月14日をもってWindows 10のサポートが終了する。終了後は更新プログラムやセキュリティパッチの提供が停止されることから、セキュリティリスクの増大などが懸念されている。自社に最適な移行を進めるためにどうしたらよいのか。
ハイブリッドワークの定着により、従来のPC運用管理の限界が見えてきた。多様な働き方と、セキュリティ・効率・柔軟性を両立させるためには、クラウドを前提とした新しい管理の形となる「PC運用管理のモダナイズ」が求められている。
Microsoft SharePointは便利かつ柔軟性の高いツールであるがゆえに、「運用管理が複雑化する」「セキュリティ対応が難しい」といった課題も起きやすい。具体的にどのような課題が発生しやすく、どうすれば解決できるのか。
ブラウザは企業にとって重要なエンドポイントの1つだ。攻撃の表面として扱われているため、セキュリティの複雑性も増し、脅威への対応を高度化する必要が生じる。そこで本資料では、企業向けブラウザの強みについて解説する。
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
Cookieを超える「マルチリターゲティング」 広告効果に及ぼす影響は?
Cookieレスの課題解決の鍵となる「マルチリターゲティング」を題材に、AI技術によるROI向...