「クラウドセキュリティ」は、具体的にどのような機能を持ち合わせているのか。保護対象を中心にクラウドセキュリティの基本事項を整理した上で、「ネットワークセキュリティ」との関連性を解説する。
混乱を招きがちな2つの用語「クラウドセキュリティ」と「ネットワークセキュリティ」。両者はどのようなもので、どのような関連性があるのか。前編「いまさら聞けない『ネットワークセキュリティ』の基礎 何を保護するのか?」は、ネットワークセキュリティの概要を説明した。後編となる本稿は、他方のクラウドセキュリティの概要を紹介する。
クラウドセキュリティという言葉は、さまざまな意味で使われる。
IaaS(Infrastructure as a Service)などのクラウドサービスを保護するために、社内LANで利用するものと共通のセキュリティ機能を活用できる場合がある。そのようなセキュリティ機能を指してクラウドセキュリティと呼ぶことが一般的だ。
IaaSベンダーが独自に提供している「ファイアウォール」機能や「IPS」(侵入防止システム)機能、「VPN」(仮想プライベートネットワーク)機能などは、クラウドセキュリティの一部だと言える。こうしたネットワークセキュリティツールの機能だけでなく、サーバやコンテナ、アプリケーションを保護する機能もクラウドセキュリティに含まれる。
クラウドセキュリティは、他にも次のようなセキュリティ機能を含む。
サードパーティーがクラウドサービスとして提供するセキュリティ機能のことをクラウドセキュリティと呼ぶこともある。この場合は「SECaaS」(Security as a Service)とも呼ばれる。
ネットワークセキュリティとクラウドセキュリティの違いは何か。ネットワークセキュリティは、オンプレミスのインフラとクラウドサービスの両方に関わる存在だ。さらにクラウドセキュリティの一部を構成する要素でもある。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...