「クラウドセキュリティ」は、具体的にどのような機能を持ち合わせているのか。保護対象を中心にクラウドセキュリティの基本事項を整理した上で、「ネットワークセキュリティ」との関連性を解説する。
混乱を招きがちな2つの用語「クラウドセキュリティ」と「ネットワークセキュリティ」。両者はどのようなもので、どのような関連性があるのか。前編「いまさら聞けない『ネットワークセキュリティ』の基礎 何を保護するのか?」は、ネットワークセキュリティの概要を説明した。後編となる本稿は、他方のクラウドセキュリティの概要を紹介する。
クラウドセキュリティという言葉は、さまざまな意味で使われる。
IaaS(Infrastructure as a Service)などのクラウドサービスを保護するために、社内LANで利用するものと共通のセキュリティ機能を活用できる場合がある。そのようなセキュリティ機能を指してクラウドセキュリティと呼ぶことが一般的だ。
IaaSベンダーが独自に提供している「ファイアウォール」機能や「IPS」(侵入防止システム)機能、「VPN」(仮想プライベートネットワーク)機能などは、クラウドセキュリティの一部だと言える。こうしたネットワークセキュリティツールの機能だけでなく、サーバやコンテナ、アプリケーションを保護する機能もクラウドセキュリティに含まれる。
クラウドセキュリティは、他にも次のようなセキュリティ機能を含む。
サードパーティーがクラウドサービスとして提供するセキュリティ機能のことをクラウドセキュリティと呼ぶこともある。この場合は「SECaaS」(Security as a Service)とも呼ばれる。
ネットワークセキュリティとクラウドセキュリティの違いは何か。ネットワークセキュリティは、オンプレミスのインフラとクラウドサービスの両方に関わる存在だ。さらにクラウドセキュリティの一部を構成する要素でもある。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...