2020年09月23日 08時00分 公開
特集/連載

Nasuni導入で「数十万ドル」のストレージコスト削減DASからクラウドへ

多数の拠点を擁するAPi Groupは、ストレージコストの増大に悩まされてきた。DASからWAFS、そしてNasuniのクラウドストレージに至る同社の事例を通してストレージコスト削減のヒントを探る。

[Antony Adshead,Computer Weekly]
iStock.com/takasuu

 米国を拠点とする建築および工業サービス企業APi Groupは、NasuniのクラウドNASゲートウェイに切り替えることでストレージコストを「数十万ドル」削減した。このゲートウェイはオンサイトのストレージを最小限に抑えて、グループサイトへのハードウェアデプロイの標準化を可能にする。同社はそれまで異なるハードウェアをローカルに展開し、迅速なスケーリングには適さないファイル共有・転送製品を利用していた。

 APi Groupは建築、エネルギー、安全などの分野で40種類の事業を展開する持ち株会社で、200カ所の拠点と1万5000人の従業員を擁する。

 2000年代、同社はDAS(Direct Attached Storage)をごく少数の拠点に展開していた。だが、それ以降急速かつ広範囲に及ぶ成長期を迎えることになる。

 この構成は、ニューヨーク州のサーバのデータが1TB消失したことで終わりを告げる。ITの実装と購買担当マネジャーを務めるブライアン・エリクソン氏はそのデータを復元するため、USBメモリを握って飛行機に飛び乗らなければならなかった。

 「二度とそんな経験はしたくない」と同氏は話す。その後、同社はGlobalSCAPEのWAFS(Wide-Area File Services)を使ってデータを保護することにした。WAFSはデータを切り取って中央に複製する。しかし、この構成もグループ企業が増加するにつれ、スケーリングの問題が起きるようになる。

 「拠点が25カ所を超えたとき、WAFSでは対応できなくなった。パフォーマンスが低下し、テラバイト単位でバックアップするたびに別の2拠点に格納しなければならなかった。物理スペースがすぐに足りなくなった」(エリクソン氏)

 経営陣は、確実にバックアップできたかどうかを「びくびくしながら」すごす夜や週末を何度も迎えたと同氏は話す。

 そんな中で、APi Groupはクラウドストレージ企業のNasuniと出会った。




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