「新型コロナが初めてテレワークを広めた」は本当に正しいのか?テレワークと長く付き合うためのセキュリティ対策【前編】

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響で企業は在宅勤務などのテレワークを実施する必要に迫られた。だが果たして「COVID-19が初めてテレワークを広めた」という意見は正しいのだろうか。

2021年02月05日 05時00分 公開
[Michael CobbTechTarget]

 サイバーセキュリティのさまざまな課題の中でも、テレワークに関するものは特に複雑で厄介だ。テレワークのシナリオは多岐にわたるため、「システムをリモートで使う場合に必要なセキュリティ対策はこれだ」と単純に語ることはできない。とはいえ一般的なテレワークのシナリオに適用できるセキュリティ対策を知っておくことは役に立つ。3回にわたって解説しよう。

「コロナ禍以前のテレワーク」の真実

 クラウドセキュリティベンダーCensornetのCEOエド・マクネアー氏は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によるテレワーク普及を「オフィスワークからテレワークへの世界初の大移動」と呼ぶ。だがテレワークは特に目新しい働き方ではない。

ITmedia マーケティング新着記事

news047.jpg

SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...

news159.jpg

SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。

news139.jpg

「Fortnite」を活用  朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...