ドイツ警察がマルウェア「Emotet」を一斉削除 攻撃用サーバ停止後の動きTechTarget発 世界のITニュース

2021年1月にマルウェア「Emotet」の攻撃用のサーバが停止したことに続いて、ドイツ連邦警察は世界中の感染したコンピュータからEmotetを削除した。その目的は。

2021年06月06日 05時00分 公開
[Alexander CulafiTechTarget]

 ドイツ連邦警察は、マルウェア「Emotet」に感染した世界中のコンピュータから同マルウェアをアンインストールした。

 2021年1月に欧州刑事警察機構(Europol:European Union Agency for Law Enforcement Cooperation)と欧州司法機構(Eurojust:European Union Agency for Criminal Justice Cooperation)が協力し、Emotetの攻撃用のサーバを停止(テイクダウン)させた。ドイツ連邦警察の活動はこれに続くものだ。

 Emotetによる攻撃は2021年1月のテイクダウンまで、botネット(マルウェアに感染したエンドポイントが構成するネットワーク)を形成し、フィッシングメールを送信するなど広範囲に及んでいた。

ドイツの警察組織が主導

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