Googleは検索悪用攻撃「SEOポイズニング」を防ぐために何をすべきなのか?「SEOポイズニング」攻撃の実態【後編】

SEOを悪用して有害サイトへ誘導する「SEOポイズニング」を使った攻撃を食い止めるために、Googleなどの検索エンジンベンダーにできることとは何なのか。セキュリティの専門家に聞く。

2022年03月21日 05時00分 公開
[Alexander CulafiTechTarget]

関連キーワード

SEO | Google | セキュリティ | マルウェア


 「SEOポイズニング」は、一般的なSEO(検索エンジン最適化)のテクニックを悪用した攻撃手法だ。セキュリティベンダーSophosの脅威分析機関SophosLabsは2022年2月、SEOポイズニングを使って遠隔操作型マルウェア「SolarMarker」を配布する攻撃の存在を明らかにした。今回のSEOポイズニング攻撃によるSolarMarkerの拡散をSophosLabsが初めて観測したのは2021年10月だった。その後攻撃キャンペーン(一連の攻撃活動)は終わったとみられるが、SolarMarkerはまだ消滅していないという。

Googleがすべき「SEOポイズニング」対策はこれだ

 SophosLabsによると、ブログエントリ公開時点で展開中のSolarMarker拡散キャンペーンはない。攻撃者がこのキャンペーンに使用した最後のダウンロードWebサイトは閉鎖されている。だがSolarMarkerは有効なままだ。SolarMarkerの検出数は2021年11月以降減少しているものの、消滅したわけではないという。「新しい攻撃インフラを使った、新しい攻撃キャンペーンが始まるのは時間の問題だ」とSophosLabsは注意喚起する。

 SEOポイズニング攻撃によるマルウェア配布を防ぐために、Googleなどの検索エンジンベンダーが実施できる対策はないのだろうか。SophosLabsのシニア脅威リサーチャーを務めるショーン・ギャラガー氏は「ある」と言う。

 検索エンジンベンダーは検索アルゴリズムを調整して、有害なWebサイトを見つけ出すことができるとギャラガー氏は説明する。具体的な方法としては、検索キーワードと関連性の低いWebサイトを探し出して、検索結果におけるそのWebサイトの順位を下げたり、「スパムの疑いがあるWebサイト」としてフラグを付けたりすることができる。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news205.png

広告の「No.1」表記の実態 購入動機の約60%に影響
GMOリサーチ&AIは広告の「No.1」表記に対する消費者の捉え方を把握するために調査を実施...

news188.png

香り体験をデジタル化する「香りリテールメディア」 東芝テックとスコープが提供開始
店頭に香りリテールメディア用のタブレットと香料噴射器が付いた商品棚を設置して、消費...

news182.png

電通と電通デジタル、電通プロモーションプラス3社横断のCX専門チームが発足
dentsu Japanの3社は、分散しがちだったCXの施策、ノウハウ、データをつなげるストック型...