「セキュリティ教育の質が高い」と国が認めた教育機関は、どのようなセキュリティ教育を実施しているのか。英国NCSCの「CyberFirst Schools」「CyberFirst Colleges」の認定を受けた教育機関の取り組みを紹介する。
英国のセキュリティに関する政府機関である国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)は、質の高いサイバーセキュリティ教育を実施する英国内の教育機関を評価する認定制度「CyberFirst Schools」および「CyberFirst Colleges」を設けている。NCSCは2022年3月、新たに8校をCyberFirst Schools/Collegesに認定した。新たに認定を受けた教育機関は、どのような取り組みを進めているのか。認定校8校のうち3校について、各校が実施している主なセキュリティ教育を紹介しよう。
NCSCは、CyberFirst Schools/Collegesの認定校に対して複数の特典を提供する。例えばセキュリティ教育に関する専門知識やリソースを提供したいと考えている企業や大学と関わり合う機会を設ける。
CyberFirst Schools/Collegesの運用が始まったのは2020年だ。NCSCは、まず南西イングランドのグロスターシャーで試験運用を実施し、2020年にウェールズに対象地域を拡大。2021年には北アイルランドに加えて、南西イングランドの他地域や北東イングランドも対象地域とした。
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TikTok売却義務化に合憲判決 これからのシナリオを左右しそうなトランプ氏と「あの人」の意向
米連邦控訴裁判所は、TikTokが米政府による強制売却法案の無効を求めるTikTokの申し立て...
「TikTok禁止」は結局、誰得? どうするトランプ氏――2025年のSNS大予測(TikTok編)
米国での存続を巡る議論が続く一方で、アプリ内ショッピングやAI機能の拡大など、TikTok...
ネットの口コミを参考に8割超が商品を購入 最も参考にした口コミの掲載先は?
ホットリンクは、口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。