質の高いセキュリティ教育を提供する教育機関を評価する認定制度が「CyberFirst Schools」「CyberFirst Colleges」だ。どのような認定制度なのか。運営する英国NCSCに、その詳細と意義を聞いた。
英国のセキュリティに関する政府機関である国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)は2022年3月、新たに8校を「CyberFirst Schools」および「CyberFirst Colleges」に認定した。CyberFirst Schools/Collegesは、質の高いサイバーセキュリティ教育に取り組む教育機関を評価する認定制度だ。
「教室の内外で、学習者のサイバーセキュリティスキルを伸ばすための指導を適切に実施する教育機関」をNCSCが評価し、CyberFirst Schools/Collegesとして認定する。取り組みのレベルに応じて、ゴールド、シルバー、ブロンズの3つのランクがある。
教育機関が若い人に、サイバーセキュリティの実践的体験ができる機会を与えることは「不可欠だ」と、NCSCでサイバーグロース部門の副センター長を務めるクリス・アンソール氏は強調する。CyberFirst Schools/Collegesは「次世代を担う人材を奮い立たせ、英国のこれからのサイバーセキュリティを確保する上で役立つ」とアンソール氏は語る。
今回NCSCが新たにCyberFirst Schools/Collegesとして認定したのは、以下の教育機関だ。
All Saints Academyは、すでにシルバーの認定を受けており、今回ゴールドにランクアップした。同校はNCSCから「最高基準のサイバーセキュリティ教育」を実施していると認められたことになる。
後編は、CyberFirst Schools/Colleges認定校の取り組みを紹介する。
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