「ChatGPT」などの「ジェネレーティブAI」は、コンピュータに創造性を与えたと経営コンサルティング企業McKinseyは考える。どのような業務に活用できるのか。
2022年末、経営コンサルティング企業McKinsey&Company(以下、McKinsey)が公式ブログに、あるエントリ(投稿)を公開した。そのエントリの序盤にある一節は、人工知能(AI)技術ベンダーOpenAIのAIチャットbot(AI技術を活用したチャットbot)「ChatGPT」が記述したものだ。エントリでMcKinseyは、ChatGPTが出力した文章を「完璧ではないものの、圧倒されるほど印象的だった」と評している。
ChatGPTや「GitHub Copilot」といった、AI技術でテキストや画像などを自動生成する「ジェネレーティブAI」(生成型AI)は、「かつては人の領分だと考えられていた領域に技術を持ち込んだ」とエントリは指摘する。GitHub Copilotは、OpenAIのAI技術を活用したソースコード生成サービスだ。
「一部で異論はある」と前置きしつつ、エントリは「ジェネレーティブAIの登場によって、コンピュータが創造性を発揮するようになった」との見解を示す。ジェネレーティブAIは、
といった創造的な作業を実行する。
「企業はジェネレーティブAIを応用できる分野を調査する必要がある」とMcKinseyは指摘する。エントリが提案する応用例は、以下の通りだ。
McKinseyがジェネレーティブAIの採用を検討する企業に推奨するのは、「ジェネレーティブAIが即座に影響を及ぼす可能性のある分野を探すこと」だ。「この種の技術は急速に進化する」とエントリは指摘。ビジネスリーダーに対して、ジェネレーティブAIの成長を監視する仕組みを設けることを推奨する。
第2回は、ソフトウェア開発へのジェネレーティブAIの影響を紹介する。
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