配車サービスやフードデリバリーサービスを提供するUberは、システムを支えるインフラにOracleのクラウドサービスを採用。Oracleのクラウドサービスは何が魅力的だったのか。
配車サービスを提供するUber Technologies(以下、Uber)は、同社のビジネスやイノベーションを支えるシステムを構築するため、Oracleのクラウドサービスを利用する。どのような点が魅力だったのか。
「Uberは人や製品、サービスが大陸間、都市間を移動する方法に革命をもたらしている」。そう語るのは、UberのCEOダラ・コスロシャヒ氏だ。
株主と顧客の双方に利益をもたらすため、Uberはインフラ関連のコスト削減と、イノベーションの加速を支援してくれるクラウドベンダーを必要としていた。「Oracleは、価格や品質、柔軟性、セキュリティ面において理想的なサービスを提供し、当社が優れたカスタマーサービスや新製品を提供したり、収益を拡大したりするのを支援してくれる」(コスロシャヒ氏)
UberとOracleは2023年2月に、7年間の戦略的パートナーシップ締結を発表。UberはOracleのクラウドサービス群「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)を用いて、インフラを最新化し、新サービスを市場に投入するまでの時間を短縮する。それだけでなく、OracleはUberが提供する、法人向けの配車サービスやフードデリバリーサービス「Uber for Business」が利用可能になる。
OracleのCEOサフラ・キャッツ氏は次のように語る。「Uberは『どこにいても、何でも手に入るサービス』の提供を実現するため、事業拡大を続けている。同社は、絶え間ないイノベーションを支援できるクラウドベンダーを必要としていた」
Uberとパートナーシップを締結したことは、クラウドサービス市場におけるOracleの勢いを示しているとキャッツ氏は強調する。「世界中の企業や政府は、OCIと他の主要クラウドベンダーが提供するサービスとの違いを認めており、特にその品質やセキュリティ面、コスト面でメリットを感じている」(同氏)
UberとOracleは今回のパートナーシップの一環として、以下にも取り組むという。
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