Windowsの「画面が真っ黒」になるエラーを“放置”できない理由とは?Windowsブラックアウトの問題【第1回】

Windowsユーザーであれば、PC画面が真っ黒(真っ暗)になる、という事象に出くわしたことのある人は少なくないのではないか。実はこの問題、放置するのは望ましくない。

2024年01月21日 08時00分 公開
[Robert SheldonTechTarget]

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 PC画面が真っ黒(真っ暗)になって動かない――。そうした「ブラックスクリーン」(またはブラックアウト)の事象は、OS「Windows 11」をはじめとしたWindowsのエンドユーザーをいら立たせるだけではなく、「PCが故障したのではないか」と不安にさせることもある。

 そのPCが企業内で使われている端末なのであれば、IT管理者は考えられるさまざまな原因を調査し、この原因不明の問題を解決しなければならない。

 実はこのブラックスクリーンの問題は、偶然にもすぐに直ることがある。ただし、そのまま問題を放置することは望ましくない。まず必要なのは、原因を正しく理解することだ。

Windows「画面が真っ黒」の原因 “放置”するのは危険?

 Windows 11のブラックスクリーン問題の解決は簡単ではない。原因さえ分かっていれば修正の手順は特に複雑なものではないが、さまざまなトラブルシューティングを実施して原因を突き止めるのに時間がかかる。

 実際、Windows 11のブラックスクリーンは、

  • WindowsのOSアップデート
  • アプリケーションの欠陥
  • 古いドライバ
  • マルウェア感染

など、さまざまな理由で発生する可能性があるのだ。

 Windows搭載PCを管理するIT管理者は、さまざまな方法を一つずつ試して、問題を解決しなければならない。

Windows 11ブラックスクリーンの原因は?

 Windows 11のブラックスクリーンは、原因を突き止める前に、自然に解決することがある。逆に、解決のためにさまざまな方法を繰り返して試行錯誤しても、なかなか直らないこともある。

 ブラックスクリーンが発生したら、まずは原因を特定する必要がある。重要なのは、問題がどこにあるのかを考えることだ。つまり問題があるのはOSなのか、アプリケーションなのか、ハードウェアなのかを考える必要がある。

 主に可能性として考えられるのは以下の点だ。

  • Windows
    • OS自体に原因がある場合がある。通常は、Windowsのアップデートの不具合が原因になりやすい。
    • システムファイルが見つからなかったり壊れていたりしていることが原因になることもある。
  • アプリケーションやドライバ
    • アプリケーションやドライバが古い、または誤動作している場合、ブラックスクリーンエラーが発生することがある。特にグラフィックスドライバが疑わしい。
    • 「エクスプローラー」(File Explorer)が正しく動作していない問題も原因として考えられる。
  • 設定
    • 設定に誤りがあると、ブラックスクリーンを引き起こすことがある。
      • 例えば「このPCへのプロジェクション」の設定で、無線接続によるディススプレイである「ワイヤレスディスプレイ」の設定が誤っていることがある。
      • OS起動時の構成情報を保管する「ブート構成データ(BCD)ストア」に問題があることもある。
  • ハードウェア
    • PCの内部コンポーネントや周辺機器が原因になることがある。
      • モニターのケーブルの物理的な接続が緩んでいる。
      • ビデオカード(グラフィックスカード)が正しい位置に差し込まれていない。
      • 接続しているモニター自体や、その他の周辺機器自体に問題がある。
  • マルウェア
    • マルウェアに感染すると、システムが異常な動作をすることがある。その一つにブラックスクリーンが含まれる。

ブラックスクリーン放置は危険? 第2の問題とは

 ブラックスクリーンが発生すると、PCで作業することが不可能になってユーザーの時間が無駄になったり、エンドユーザーをいらいらさせたりすることもリスクの一つだが、問題はそれだけではない。

 エンドユーザーがいらいらするだけで問題が終わることはめったになく、大抵の場合、その問題には続きがある。ブラックスクリーンが引き起こす“第2の問題”になる可能性のがあるのは、次の点だ。

  1. エンドユーザーの生産性が低下する
  2. 保存していなかった作業途中のデータが消失する
  3. PCのデータが完全に失われる
  4. 会社の売上高がマイナスになる

 4番目の「会社の収益がマイナスになる」については、少し大げさだと感じる人もいるだろう。だがブラックスクリーンの問題が複数のエンドユーザーに影響したり、解決に時間がかかったりすれば、結果的に顧客の不満につながり、売上高に直接的な影響を与える可能性はあるので、ブラックスクリーンを放置するのは得策ではない。

 エンドユーザーの創造的な仕事のための時間を奪ってしまうことも懸念だ。ブラックスクリーンの問題には、発生してからできるだけ早期に対処するのが望ましい。


 本稿で紹介したのはブラックスクリーンが発生する原因が中心だが、トラブルシューティングの方法もある。次回以降で、その具体的な方法を紹介する。

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