Windowsユーザーであれば、PC画面が真っ黒(真っ暗)になる、という事象に出くわしたことのある人は少なくないのではないか。実はこの問題、放置するのは望ましくない。
PC画面が真っ黒(真っ暗)になって動かない――。そうした「ブラックスクリーン」(またはブラックアウト)の事象は、OS「Windows 11」をはじめとしたWindowsのエンドユーザーをいら立たせるだけではなく、「PCが故障したのではないか」と不安にさせることもある。
そのPCが企業内で使われている端末なのであれば、IT管理者は考えられるさまざまな原因を調査し、この原因不明の問題を解決しなければならない。
実はこのブラックスクリーンの問題は、偶然にもすぐに直ることがある。ただし、そのまま問題を放置することは望ましくない。まず必要なのは、原因を正しく理解することだ。
Windows 11のブラックスクリーン問題の解決は簡単ではない。原因さえ分かっていれば修正の手順は特に複雑なものではないが、さまざまなトラブルシューティングを実施して原因を突き止めるのに時間がかかる。
実際、Windows 11のブラックスクリーンは、
など、さまざまな理由で発生する可能性があるのだ。
Windows搭載PCを管理するIT管理者は、さまざまな方法を一つずつ試して、問題を解決しなければならない。
Windows 11のブラックスクリーンは、原因を突き止める前に、自然に解決することがある。逆に、解決のためにさまざまな方法を繰り返して試行錯誤しても、なかなか直らないこともある。
ブラックスクリーンが発生したら、まずは原因を特定する必要がある。重要なのは、問題がどこにあるのかを考えることだ。つまり問題があるのはOSなのか、アプリケーションなのか、ハードウェアなのかを考える必要がある。
主に可能性として考えられるのは以下の点だ。
ブラックスクリーンが発生すると、PCで作業することが不可能になってユーザーの時間が無駄になったり、エンドユーザーをいらいらさせたりすることもリスクの一つだが、問題はそれだけではない。
エンドユーザーがいらいらするだけで問題が終わることはめったになく、大抵の場合、その問題には続きがある。ブラックスクリーンが引き起こす“第2の問題”になる可能性のがあるのは、次の点だ。
4番目の「会社の収益がマイナスになる」については、少し大げさだと感じる人もいるだろう。だがブラックスクリーンの問題が複数のエンドユーザーに影響したり、解決に時間がかかったりすれば、結果的に顧客の不満につながり、売上高に直接的な影響を与える可能性はあるので、ブラックスクリーンを放置するのは得策ではない。
エンドユーザーの創造的な仕事のための時間を奪ってしまうことも懸念だ。ブラックスクリーンの問題には、発生してからできるだけ早期に対処するのが望ましい。
本稿で紹介したのはブラックスクリーンが発生する原因が中心だが、トラブルシューティングの方法もある。次回以降で、その具体的な方法を紹介する。
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