「Windows 10」搭載PCを利用していたら、HDDやSSDのデータ読み書き速度が遅くなった――。それは深刻な問題の兆候である可能性があるという。その問題とは何なのか。どう対処すればよいのか。
クライアントOSとしてMicrosoftの「Windows 10」を搭載するPCでは、処理速度低下をはじめとするパフォーマンス問題に対処するための、さまざまな機能が利用できる。パフォーマンスに関する主要な5つの問題のうち、4つ目の要因と対処法を説明しよう。
Windows 10搭載PCで発生するパフォーマンス問題の中で、潜在的な不安が最も大きいのは、HDDやSSDといったドライブのデータ読み込みや書き込みの遅さだ。読み書き速度の遅さは、ドライブ内にあるディスクの故障の兆候である可能性がある。
読み書き速度が遅くなった場合に、まずすべきなのは、直ちにドライブ内の全データのバックアップを取得することだ。バックアップを取っておかないと、ディスクが故障した際にデータを読み取れなくなりかねない。
ドライブのトラブルの兆候を探るための手段は豊富にある。ドライブの診断には、各ドライブが内蔵する自己診断機能「S.M.A.R.T.」(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)が利用できる。S.M.A.R.T.を利用したドライブ診断ツールには有料のものに加えて、オープンソースソフトウェア(OSS)の「CrystalDiskInfo」(Standard Edition)といった無料で使えるものもある(画面4)。
第8回は5つ目のパフォーマンス問題について、その要因と対処法を解説する。
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