Web3が学べる「Zero To Mastery」5時間コースと「LearnWeb3」“4年制”コースとは?「Web3」(Web 3.0)の一押し学習サイト8選【第4回】

次世代インターネット「Web3」について学習したいなら、学習サイトが大いに役立つ。複数ある学習サイトの中から、「Zero To Mastery」「LearnWeb3」を取り上げる。

2022年08月12日 08時15分 公開
[Ben LutkevichTechTarget]

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アプリケーション開発 | 教育


 「Web3」(「Web 3.0」とも)は、複数のコンピュータで正しい情報を共有する「ブロックチェーン」に基づく次世代インターネットだ。Web3に関する8つの学習サイトを紹介する本連載。第4回となる本稿は、5つ目と6つ目を紹介する。

学習サイト5.Zero To Mastery

 Zero To Mastery(ZTM)の同名学習サイトには、5時間のコース「Web3 Masterclass」がある。Web3 Masterclassで学習できる内容は以下の通りだ。

  • ブロックチェーンのセキュリティ
  • Web3技術を利用したアプリケーションの応用例
  • 暗号資産(仮想通貨)と「分散型自律組織」(DAO)の基本
    • DAOは、管理者ではなく所属メンバーが分散的に管理をする組織。

 ZTMはUdemyの同名学習サイトと同様に、さまざまな技術トピックの動画を教材として提供している。受講者は月額39ドルまたは年額279ドルの料金を支払うか、永続アクセス料金として999ドルを支払う。料金を支払えば、教材を自由に利用できる。

学習サイト6.LearnWeb3

 LearnWeb3の同名学習サイトは、「Freshman」(1年生)、「Sophomore」(2年生)、「Junior」(3年生)、「Senior」(4年生)の4つのトラック(難易度)に分けて、無料のコースを提供している。受講者はDiscordの同名ボイスチャットツール内の専用コミュニティーを通じて質問をしたり、人脈を作ったり、受講者限定イベントに参加したりできる。

 オープンソースのブロックチェーンシステム「Ethereum」で暗号資産を保管するためのウォレット(財布)をLearnWeb3と連携させることも可能だ。それにより受講者は、各コースを修了したことを示すNFT(デジタル資産の所有権を証明する手段としてブロックチェーンに保存する特殊なデータ)を、Ethereumウォレットに受け取ることができる。

 4つのトラックを全て修了すると、受講者は以下を体験することになる。

  • Web3技術を用いたアプリケーションの開発環境のセットアップ
  • 複数サーバで稼働させる「分散アプリケーション」の開発
  • Web3で扱うデータやアプリケーションのセキュリティ強化方法の学習
  • 「フラッシュローン」の詳細に関する学習
    • フラッシュローンは、借り入れと返済を不可分の操作として一度に実行する操作。
  • 「最大抽出可能価値」(MEV)の詳細に関する学習
    • MEVは、Ethereum利用者の利益を最大化する行為。

 第5回は、7つ目と8つ目の学習サイトを紹介する。

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