Windowsのレジストリには、Windowsのシステムに関するさまざまな設定情報が記録されている。安易に変更することはお勧めできないが、何らかの改善をする上でその構造や内容を知っておくことが重要だ。
MicrosoftのクライアントOS「Windows」のレジストリは、Windowsのシステムやアプリケーションに関する設定情報を含むデータベースだ。レジストリを不適切に変更をするとWindowsが正常に動作しなくなる場合がある。
レジストリに変更を加える際は、レジストリを整理整頓するためのツールである「レジストリクリーナー」やレジストリ編集ソフトウェアを使い、できるだけ手動の作業を避けて人的ミスを引き起こさないようにするのが望ましい。
レジストリクリーナーのようなツールを使用してレジストリに変更を加える場合でも、まずはレジストリの役割や内部構造を知っておくことが欠かせない。
階層的なデータベース構造となっているレジストリの最上位には、レジストリのセクションである「ハイブ」が5つある。レジストリは「キー」「サブキー」「値」という要素によって構成される。
Windowsの「レジストリエディター」というツールを使ってレジストリを操作することができる。タスクバーの検索ボックスに「regedit」と入力することでレジストリエディターを開くことができる。そこで5つのハイブを確認できるはずだ(図1)。
ファイルの種類と、開く、印刷する、編集するといったファイル操作のプログラムを関連付ける設定。このハイブには通常、さまざまなキー、サブキー、値が含まれる。
サインイン中のユーザーに関連する情報。ユーザーごとに以下の設定を含む。
Windowsが動作するハードウェアに関連する情報。以下の設定を含む。
実行中のWindowsのユーザーアカウントに関連する情報。以下の設定を含む。
現在アクティブなハードウェアに関する設定情報。
第2回は、Windowsのレジストリを編集することで何ができるのかを解説する。
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