厚さ1Uの筐体で回線インタフェース部分が交換可能なモジュール方式を採用。既存網とIP網を相互接続し、オールIP化を実現する。
NECは2月8日、ネットワーク上で媒体やプロトコルが異なるデータを相互に変換して通信を可能にするマルチサービストランスポートゲートウェイ「CX2200/100」の販売を開始した。価格は本体・共通部、ファンモジュール、アップリンクカードによる最小構成で30万円から。
CX2200/100は、厚さ1Uの筐体サイズを実現しながら、回線インタフェース部分に交換可能なモジュール方式を採用している。モバイル網のオールIP化実現や、運用コストの削減に貢献する。
また、TDM(時分割多重)、ATM(非同期転送モード)、xDSL、イーサネットなどの回線に対応。パケットスイッチと64kbpsのTDMクロスコネクトスイッチを並列に処理する「ハイブリッドスイッチ機能」、TDM/ATM回線をIPネットワーク上で伝送する「PWE(Pseudo Wire Emulation)機能」などの搭載により、現行サービスを継続しながら新たなモバイルIP網を収容でき、効率的な回線のIP化を実現するとしている。
さらに、同社が2007年2月に発表したサービス集約スイッチ「CX2600/200シリーズ」や、超小型マイクロ波通信システム「PASOLINK」との連携により、WiMAXやHSDPAなどのモバイルブロードバンドにも対応する。
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