日本IBMが、Windows Server 2008 Datacenterを搭載したx86サーバをリリース。高性能サーバと、仮想化環境下におけるゲストOS数に制限のないOSの組み合わせで、大規模企業でのサーバ統合ニーズに応える。
日本アイ・ビー・エムは2月10日、同社のハイエンドラック型x86サーバ「IBM System x3850 M2」にマイクロソフトのOS製品「Windows Server 2008 Datacenter」を付加した新製品「IBM System x3850 M2 Datacenterモデル」の販売を開始すると発表した。
IBM System x3850 M2は同社独自のチップセット技術「第4世代エンタープライズXアーキテクチャ」(eX4)を実装したハイエンドx86サーバ。最大構成である4ユニットを連結すると、6コアCPUを16個(96コア)、メモリを1Tバイト搭載できる。また、Windows Server 2008 Datacenterは、Windows Server 2008 Hyper-VやVMware ESXなどの仮想化ソフトウェア上でWindowsサーバOSを無制限に実行するライセンスが付加している。
両製品を組み合わせることにより、大規模システムにおいて多数のサーバを効率良く統合することができる。同社では、同製品は特に中堅・大手企業でのサーバ統合に最適だとしている。また、グリーンITを念頭に置いた低消費電力型CPU搭載モデルも用意する。
同製品の価格は最小構成時で269万8500円(税込み)。日本IBMおよび同社のビジネス・パートナーが販売する。
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