RIAシステムとクライアント/サーバシステムのどちらにも対応可能な業務アプリケーションの開発や展開を容易にするツールを発表した。
マジックソフトウェア・ジャパン(以下、マジックソフト)は3月31日、業務アプリケーションの統合開発ツール「Magic eDeveloper」製品群の後継製品となる「Magic uniPaaS」を発表した。Magic eDeveloper V10のユーザーは、無償でバージョンアップすることができる。4月21日から販売を開始する。
Magic uniPaaSは、クライアントおよびサーバの両方におけるRIA(Rich Internet Application)開発を、1つの開発パラダイムで実行するツール。Magic uniPaaSで開発された単一のMagicプロジェクトでは、クライアントとサーバとのパーティショニングおよびクライアント側の配布や更新作業を自動化することができる。
また、デスクトップやクライアント/サーバ、Webアプリケーション、非ブラウザベースのRIAなどに対する実行モードを備えており、それらを1つのアプリケーションメタデータと開発プロジェクト上に定義できる。ユーザーは、RIAシステムとクライアント/サーバ型システムのどちらにもアプリケーションを書き換えることなく移行を完了できる。
さらに、Magic uniPaaSでは過去のMagicアプリケーション資産を.NETベースのRIAアプリケーションに移行するコンバータが搭載されている。
同社によると、例えば、10年以上前に開発されたMS-DOSアプリケーションを.NETアプリケーションに拡張することもできるという。また、MagicアプリケーションのユーザーやISVは、サービスやソフトウェア製品をRIAやSaaS(Software as a Service)アプリケーションなどに低コスト/短期間で展開できるとしている。
マジックソフトでは今後Magic uniPaaS製品群を拡充する計画で、Windows Mobile対応機能を持つ次期バージョンを2009年秋ごろに、SaaSアプリケーションの管理機能を備えた新製品を2009年後半にリリースする予定。
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