DICは、部門や役職などの壁を越えたコミュニケーション/情報共有ツールとしてOKIが2009年11月に稼働開始した企業向けSNSを採用した。
沖電気工業(OKI)は3月18日、DICに、同社の企業向けSNS「Crossba(クロス場)」を納入したと発表した。
Crossbaは、OKIが2009年11月に稼働開始した企業向けSNS。2010年2月現在の参加者数は約900人で、大手企業を中心に複数の導入実績があるという。主な機能は、書類/人物プロフィールを含めた全文検索「一網打尽検索」やWiki、ソーシャルブックマーク、ファイル添付、アンケート、Q&Aコーナーなど。
DICでは、以前より社内の情報共有改善を課題としており、これまで情報共有がうまくいかなかった理由として「社内であっても、知らない人には情報は出せない、協力はできない」といった“組織の壁”が問題として挙げられていたという。今回はそうした課題を一掃する手段の1つとして、部門や役職などの壁を越えたコミュニケーション/情報共有ができる社内SNSを導入した。
Crossbaの導入効果としてDICの社員からは、「意外な人の意外な一面が見える」「今まで聞けなかったことが聞けるようになった」「これまで一緒に仕事をしていない部門同士で新しいビジネスの話が進んでいる」などの声が出ており、新しいコミュニケーションの場として順調に利用が拡大しているという。DICは「今後、すべての社員が気軽に立ち寄り、情報共有が図られる場としてSNSが定着すれば、自発的に組織の総合力が引き出され、新たな商品や事業のアイデアが生まれるだろう」とコメントしている。
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