米プロ野球のMLBは、Zoom Video Communicationsの製品群を、球団運営から試合配信まで幅広い場面のコミュニケーションに採用している。どのように活用しているのか。
米プロ野球のMLB(メジャーリーグ機構)はZoom Video Communicationsとパートナーシップを締結し、公式のユニファイドコミュニケーションツールにZoom Video Communicationsの製品群を採用した。これにより試合や放送、オフィスでのコミュニケーションなど、さまざまな面が大きく変化する。
例えばMLBは、ドラフト会議をはじめとする重大イベントでのコミュニケーションや配信に、Zoom Video Communicationsの製品群を活用する方針を示している。Zoom Video Communicationsの技術によって、2023年のMLBドラフト初日におけるコミュニケーションを効率化し、機密情報を安全に配信することを目指すという。
MLB内での連携を強化するため、リーグ全体でZoom Video Communications製品群の導入が進むとみられる。MLBの複数の球団や放送局は既にZoom Video Communicationsの製品群を導入しており、同僚や顧客との連絡にWeb会議ツール「Zoom」や音声クラウドサービス「Zoom Phone」を活用している。中編「メジャーリーグ“Zoom採用”で見えにくかった「あの場面」がこう変わる」で紹介したように、コンタクトセンターのクラウドサービス「Zoom Contact Center」は新しい観戦体験をファンに届けるために活躍している。
「観戦体験を進化させ、リプレー検証の透明性と新しい閲覧方法を提供するに当たって、Zoom Video Communicationsのスピーディーな革新と、人と人のつながりをスムーズなものにすることへのこだわりが極めて重要な役割を果たす」。Zoom Video Communications最高マーケティング責任者のジャニーン・ペロシ氏はこう主張する。
「MLBは毎シーズン、何千万人もの熱心なファンを集めている。MLBにZoom Video Communications製品群を活用してもらうことで、歴史あるブランドでも革新性を発揮し、新たな可能性を解き放てるということを、世界にしっかりと示すことができる」(ペロシ氏)
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