各種開発ツールから情報を収集し、可視化するコンポーネントを提供開始した。
テクマトリックスは7月1日、米国Parasoftが開発したアプリケーションライフサイクル(ALM)を包括的に管理するソリューション「Parasoft Concerto」の日本語版を段階的に販売すると発表。その第一弾として、Parasoft Concertoを構成するコンポーネントの1つである「Parasoft Concerto Report Center 日本語版」(以下、Report Center)を同日販売開始した。
Parasoft Concertoは、開発プロセスにおける各種情報を一元管理し、各プロセスにおける情報の連携や統制を支援する情報統合プラットフォーム。アプリケーション開発におけるビジネス上のゴールの定義から、開発時の進ちょくや不具合の管理、プロジェクトの分析結果まで、それぞれのプロセスを管理する5つのコンポーネントによって構成される。
7月1日から販売開始されたReport Centerは、プロジェクトの進ちょく状況やアプリケーションの品質を管理・分析するために必要な情報を可視化するリポート機能を備えている。IDE(統合開発環境)ツールやテスト管理ツールなどの各種開発ツールと連携し、ツール内に分散されている情報を収集して、グラフや表形式などのリポートを出力する。例えば、テストツールからテスト結果を、進ちょく管理ツールから進ちょく状況などの情報を集約して、時系列で推移を表示することができる。これにより、プロジェクトマネジャーは開発中のソフトウェアの品質をチェックしながら、追加リソースの投入やスケジュールの変更などの意思決定を行える。
また、Report Centerのダッシュボードに表示されたグラフをドリルダウンすることで、より詳細なグラフやデータを参照していくことも可能で、タスクの未消化やバグの多発などといったプロジェクトの遅延となる原因の特定などにも活用できる。
Report Centerの提供価格は100万円(保守サービス料金が含まれた1年間のライセンスの税別価格)。テクマトリックスでは、プロジェクト管理コンポーネント「Parasoft Concerto Project Center」の日本語版を2010年度内に提供する予定で、残りのコンポーネントについても順次提供するとしている。
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