MSP選定と活用の教訓とは?IT MSPを部下の延長と見なす

筆者の経験上、IT MSPは部下として扱うに限る――本稿では、IT MSPを選定・活用する上で非常に重要な教訓を紹介しよう。

2010年09月13日 08時00分 公開
[Niel Nickolaisen,TechTarget]

 何年か前、スノーボードに夢中だった息子がスノーボード用アクセサリについて、あるアイデアを思い付いた。非常に良いアイデアだったので、わたしは自分の膨大な空き時間を使ってそれを製品化した。本稿を書いている今、製品の第一陣が製造されつつある(読者にスポーツ用品またはアウトドア用品店の関係者がいれば連絡されたし)。

 アイデアから設計、試作品開発、製品化に至るまで、すべてはMSP(Management Service Provider)を通じて行った。しかしわたしは、設計やツールの技術者、特許弁護士、そしてMSPにも直接会ったことがない。知っているのは彼らの名前と、ボイスメールや電子メールのアドレスのみ。それでも世界中すべてに手が届くのは、インターネット時代の素晴らしい点だ。

 われわれがITの責任者としてITサービス事業者やIT MSPを選ぶ場合にも、同様の選択肢があるといえる。ネットワーク設計、監視、管理、電子メール管理のアウトソーシングストレージサービスに至るまで、すべて自分の席を離れることなく利用できる。

 IT MSPの選定に当たっては、わたしは次の2点に着目する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news006.jpg

「TikTok禁止」は結局、誰得? どうするトランプ氏――2025年のSNS大予測(TikTok編)
米国での存続を巡る議論が続く一方で、アプリ内ショッピングやAI機能の拡大など、TikTok...

news202.jpg

ネットの口コミを参考に8割超が商品を購入 最も参考にした口コミの掲載先は?
ホットリンクは、口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。

news071.jpg

「生成AIの普及でSEOはオワコン」説は本当か?
生成AIの普及によりSEOが「オワコン」化するという言説を頻繁に耳にするようになりました...