キヤノンMJが基幹システム構築で開発したアプリケーションフレームワークを基に、キヤノンソフトウェアがSOAフレームワークを提供。基幹業務システムの開発、連携基盤の構築、運用支援まで一貫したサービスを提供する。
キヤノンソフトウェアは11月29日、大企業向け基幹システム構築基盤システム「SOAフレームワーク」の提供を開始した。
本フレームワークは、キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)グループの基幹システムを構築するためにキヤノンMJが開発したアプリケーションフレームワークがベースとなっており、この基盤にキヤノンソフトウェアのマルチベンダー対応SOA(サービス指向アーキテクチャ)技術と最新のWebサービス手法を組み入れたという。業界標準のWebサービス技術による業務ロジック呼び出しを基本構造とし、RIA対応、J2EE準拠のフレームワークとなっている。ユーザー企業は、Webサービス技術による基幹業務ロジックの再利用により、変化に柔軟なシステム構成・連携が可能なほか、分散疎結合アーキテクチャの設計から基幹業務システムの開発、連携基盤の構築、運用支援まで一貫したサービスを利用できる。
本フレームワークのベースとなるアプリケーションフレームワークを使って構築されたキヤノンMJの基幹システムは、2008年からグループ全体で運用をスタートしている。現在ではグループ社員約2万人が利用しており、分散していたシステムを効率的に統合することで業務プロセスの統一化やデータの集中管理が可能になり、グループ連結経営体制が強化されたとしている。
キヤノンソフトは本フレームワークを中心としたSOAソリューションの提供を通じ、大手企業を中心に2012年度に売り上げ30億円を目指すとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
事業環境が急速に変化する中、業務改善のためのシステム化やデジタルテクノロジーの導入要請に俊敏に対応できずにいたトヨタファイナンス。この課題を解決し、即効性のある業務効率化を実現した同社の取り組みを紹介する。
グループ一体でDXを推進するSOMPOホールディングス。同グループ最大の事業会社である損保ジャパンでは、Notesからの脱却に加え、ローコード開発により短期間での業務ワークフロー構築を実現し、大きな成果をあげている。その実現方法とは?
基幹システムに蓄積された情報を効率的かつ効果的に活用するには、データを見える化することが不可欠だ。見える化の必要性を確認しながら、ノーコード開発ツールを使い、データの有効活用を実現する方法を紹介する。
DX推進の鍵となる「内製化」や「ITの民主化」に大きな効果をもたらすとされているノーコード・ローコードツール。本資料では、選定時の重要ポイントを紹介したうえで、国産ツール3製品を対象に、機能・コストを徹底比較する。
さまざまな業務でデジタル化が進む中、ノーコード業務アプリ作成ツールを活用して成果を生み出す企業が増えてきた。本資料では、業務効率化や脱Excelを実現した6社の事例を紹介する。
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...