2011年02月22日 08時00分 公開
特集/連載

発展途上の仮想マシンバックアップ、拡張性が課題かデータバックアップソフト注目のトレンド(後)

前編に続き、2010年にデータバックアップソフト市場で最も注目されたトレンドを紹介する。今回は、仮想マシンバックアップの機能強化を取り上げる。

[Carol Sliwa,TechTarget]

 前編「リモートバックアップを効率化するソースデデュープ」に続き、データバックアップソフト注目のトレンドを紹介する。前回紹介したAMBの場合もそうだが、バックアップ戦略はしばしば仮想サーバの増加を伴う。そのため、多くのベンダーが仮想マシン(VM)のバックアップを容易にする技術開発にしのぎを削っている。

 「そうしたベンダーの多くは例外なく、VMwareをより簡単に扱えるようにしようとしている」と語るのは、Taneja Groupの創業者で上級アナリストのアラン・タネジャ氏だ。「2009年は劇的な変化が幾つかあった。仮想マシンでデデュプリケーションを実行する場合の視認性と効率性が大幅に改善されたのだ。ただ、遠大なスキームで見れば、仮想マシンを保護する方法について、まだわれわれはほんの初期の段階にあるにすぎない」とタネジャ氏は続ける。「さまざまなイノベーションにもかかわらず、今日の仮想サーバ分野におけるバックアップ技術はいまだに非常に原始的だ」

 仮想サーバ技術大手のVMwareでは、個々のVM内部でタスク実行のオーバーヘッドが発生しないようにデータバックアップソフトが中央サーバにVMバックアップを実行できる「vStorage APIs for Data Protection」を提供している。

 また、仮想サーバ環境を前提にソフトウェアを設計するPHD Virtual TechnologiesやQuest Software、Veeam SoftwareなどのVMバックアップ専業ベンダーの追撃を受けながら、主要なデータバックアップソフトベンダーも一連の機能強化を図りつつある。

 米Volkswagen Groupの子会社、VW CreditのWindowsオペレーションマネジャー、ビル・ウィーラー氏によると、同社では大規模仮想サーバ環境を組み込むため、バックアップ体制の見直しを進めるに当たり、Symantecの「NetBackup」を破棄する考えは全くなかったという。

ITmedia マーケティング新着記事

news054.jpg

「ECプラットフォーム」 売れ筋TOP10(2021年5月)
一部の都道府県では、新型コロナ第4波のための緊急事態宣言が続いています。オンラインシ...

news138.jpg

Brightcove、放送局レベルの品質でライブ配信イベントを実現する「Virtual Events for Business」を発表
企業やチーム単位で、安全かつ信頼性の高い放送品質のライブ配信イベントを社内外に配信。

news061.jpg

売れる仕組みは「AI」で作る(無料eBook)
「ITmedia マーケティング」では、気になるマーケティングトレンドをeBookにまとめて不定...