あなたは情報を“後で必要に応じてネットで見つけられるもの”と、“ネットでは見つからないので記憶しておかなければならないもの”とに分類していないだろうか。もしそうなら「Googlitis」(Google炎)にかかっているかもしれない。Urban Dictionaryの定義によると、これは取りつかれたように、あるいは無意識のうちにGoogleで検索してしまうなど、人生の全ての疑問の答えをGoogleで探そうとする症状を言う。
Googlitis、ではなくてGoogleは、記憶力の低下や怠慢、さらには知能の低下にまで関係するといわれてきた。しかしコロンビア大学が最近実施した「記憶におけるGoogle効果:指先だけで手軽に入手できる情報が認識に与える影響」という調査によると、Google検索(および他社の検索エンジン利用)によって記憶力が低下したり、知能が低下したり、知的動機が低下したりはしていないことが分かったという。一方でこの調査を実施した研究者は、検索エンジンは私たちが情報を処理する方法を変化させていると論じた。
情報を処理する方法は産業革命によって変化した。そういう言い方をすれば、情報を処理する方法はエアコンによって変化した。猛暑が続くこの夏にエアコンがなければ、私が情報を処理する方法は劇的に変化していたに違いない。つまり私が言いたいのは、テクノロジーによって私たちの生物学的な社交パターンや行動が根本的に変わることはなく、それは検索エンジンにも当てはまるということだ。
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