2011年11月16日 09時00分 公開
特集/連載

BIで顧客のシステム稼働状況をリアルタイム可視化したIT企業事例事例で学ぶBI活用のアイデア【第7回】

昨今データ活用のリアルタイム性を重視する企業が増えてきているようだ。顧客企業に提供するシステム管理ポータル画面をBIツールで構築したあるIT企業の事例を紹介する。

[小島 薫,ウイングアーク テクノロジーズ]

高まるリアルタイム可視化ニーズ

 ビジネスインテリジェンス(BI)のデータ活用範囲は、会計や販売といった業務システムのデータだけでなく、POSシステムのジャーナルやECサイトなどのWebシステムのログデータなど、システムが発生する大量のデータ活用に範囲が広がってきている。従来、業務システムやPOSシステム、Webシステムのデータ活用は、バッチでデータをBIツールに取り込んで、数日前までの状態や一定時間ごとで分析するのが一般的だった。

 しかし昨今では、データ活用のリアルタイム性を重要視する企業が増えてきている。リアルタイムに「今何が起こっているのか」を可視化することで迅速に対処し、顧客満足度の向上や他社との差別化を図る企業が増えていると考えられる。

 そこで今回は、リアルタイムでデータや情報を可視化したあるIT企業のBI導入事例を紹介したい。この事例の興味深い特徴は、自社内のデータではなく、自社の提供するIT運用サービスにBIツールを採用することで、顧客企業のデータをリアルタイムに可視化していることだ。自社で独自システムを構築しているIT企業が、なぜBIツールを利用することにしたのだろうか。

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