サバ・ソフトウェアの人材管理ソリューションが他社と違う理由タレントマネジメント製品紹介【第3回】

グローバル展開する大手企業での採用が多いサバ・ソフトウェアの人材管理ソリューション。タレントマネジメントについての機能はもちろん、企業の人材戦略を総合的に支援する。

2012年05月15日 09時00分 公開
[吉村哲樹]

 米国発の人材ソリューションとして、世界の数多くの企業で採用されているのが、米サバ・ソフトウェアが提供する「PEOPLE SYSTEM」である。全世界で約1700社が同社の人材ソリューションを採用しており、中でもFortune Global 100企業の内の51社が導入するなど、グローバル大手企業における評価が高いソリューションとして知られる。日本国内においても、製造業および金融業を中心に大手企業での採用例が多い。

サバ・ソフトウェア 代表取締役の尾藤伸一氏

 PEOPLE SYSTEMは、いわゆる「タレントマネジメント」と呼ばれるソリューションを含むソフトウェア製品だが、それだけにとどまらずより幅広いソリューションを志向している。同社 日本法人の代表取締役を務める尾藤伸一氏は、むしろ日本における昨今のタレントマネジメントソリューションの受け止められ方に疑問を呈す。

 「現状では、タレントマネジメント製品は単なる『人材情報ビュワー』としての使われ方にとどまっているという印象を受ける。本来は、データベースに人材情報を収集して可視化した後に、『それを使って何をやるか』が重要なはず。現状ではまだ、タレントマネジメント本来のあるべきソリューションと、ソフトウェアツールの機能との間にギャップがあると感じる」

 尾藤氏によれば、人材ソリューションの本来の役目は、企業のビジネスゴールを達成するために必要な職務(ロール)と、その遂行に見合う能力(コンピタンス)を持つ社員を適切にマッチングすることにある。しかし、こうした人事管理に対する考え方は欧米流のものであり、日本流の人事考課の伝統とはなかなか相いれない部分があるという。

 しかし、近年になりビジネス環境が大きく変化した結果、日本企業の人材管理に対する考え方も少しずつ変わってきているという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ

「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...