2012年06月04日 09時00分 公開
特集/連載

スマートフォン管理ベンダーのM&Aが加速、ユーザー企業への影響は?製品革新の遅れや顧客サービス低下に懸念

モバイル関連製品の拡充を急ぐ大手ベンダーの思惑を背景に、モバイルデバイス管理(MDM)ベンダーの統合が加速しつつある。統合の現状やユーザー企業に与える影響を整理した。

[James Furbush,TechTarget]

 私物端末の業務利用を認める「BYOD」の普及によって、モバイル端末管理(MDM)ソフトウェアの新興企業が急増している。一方で、MDMベンダーの統合が加速するとの観測も浮上してきた。

 米Symantecは2012年3月に、モバイルアプリケーション管理ベンダーのNukonaと、MDMベンダーのOdyssey Softwareを買収した。両社の技術を利用してモバイル市場戦略の強化を図る意向だ。

 2011年秋には、PCライフサイクル管理製品を手掛ける米Numera Softwareが、MDMソフトウェアベンダーのFromdistanceを買収した。これはMDM市場で初の大型買収であり、来るべき市場統合を予感させる出来事だった。

 Symantecを含め、他社を買収する立場のベンダーは顧客に対し、買収が市場に悪影響を及ぼすことはないと強調する。だがユーザー企業のIT担当者は、市場再編の動きに警戒感をにじませる。

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