2013年01月16日 08時00分 UPDATE
特集/連載

UIや操作性だけで選ぶと後悔必至失敗しないWindowsタブレットの選び方

WindowsタブレットにはWindows 8版とWindows RT版がある。両者の大きな違いと、選択のポイントを紹介する。

[Ed Hardy,TechTarget]

Windows RT版では、旧バージョンのWindows向けアプリが使えない

 一見すると、Windows 8とWindows RTには大きな違いがあるようには思えない。どちらもタッチ操作に適したタイル型のスタート画面を備え、インターネットやメール、Officeファイルの作業など、日常的に行う機能のルック&フィールは変わらない。しかし、Windows 8とWindows RTは種類の異なるプロセッサに向けて開発されている。このことは使用上さまざまな影響を及ぼす。

 まずWindows 8は、IntelAMDx86チップで動作し、Windows 7、Windows Vistaなど旧バージョン向けに開発されたサードパーティーのソフトウェアも実行できる。一方、Windows RTはARMベースのプロセッサを使用しており、旧バージョンのWindows向けに開発されたソフトウェアとの互換性がない。従って、Windows RTでは新たにアプリケーションを開発する必要がある。しかし現時点では、サードパーティーの製品も含めて対応アプリケーションはまだ少ない。

iPadに対抗するために、機能を絞って端末価格を抑えたWindows RT版

 「既存のWindowsアプリケーションを実行できないOSをリリースするなど、Microsoftはどういうつもりなのか?」と疑問に思う向きもあることだろう。だが、これには理由がある。大成功を収めているiPadに対抗するためには、Windows 8だけではタブレットOSとして十分とはいえないためだ。

 というのも、iPadが成功した要因は、多くのユーザーがよく使う機能に絞ることで、端末のデザインとパフォーマンス、バッテリー駆動時間を優先したことだった。その点、Windows 8は高機能なため、ハードウェアにもそれを実行できるだけの性能が求められるのだ。

 まずx86プロセッサはARMベースのプロセッサと比べてはるかに消費電力が高いため、バッテリー駆動時間が大幅に短くなる。例えば、Microsoftのタブレット「Surface」の場合、Windows 8版はIntelのCore i5プロセッサを採用する。これはAtomシリーズのように消費電力を抑える設計のプロセッサではない。このため、Windows 8版のSurfaceはバッテリーの容量とサイズが増えるにもかかわらず、駆動時間はWindows RT版の半分になる。このことは既にMicrosoft自身も認めている。Surface以外のWindows 8搭載タブレットはこれよりもバッテリー駆動時間が長くなるかもしれないが、それでもARMベースのタブレットの足元にも及ばないだろう。

ITmedia マーケティング新着記事

news008.jpg

ツイートから見る訪日外国人の高評価観光スポット――東京海上日動火災保険とNTTデータ調査
ソーシャルビッグデータを活用した全国インバウンド観光調査の結果です。

news008.jpg

AmazonがAppleとGoogleを抑えトップブランドに――BrandZ 2019
世界最大級の広告代理店WPPとその調査・コンサルティング業務を担うKantarによる「世界で...

news035.jpg

人工知能「Adobe Sensei」は日本のデジタル広告市場をどう変えるのか
「Adobe Advertising Cloud」の事業責任者に広告業界で経験豊富なエキスパートが就任。日...