国内大手企業を中心に多くの採用実績を持つ東芝ソリューションの「Generalist」。ユーザー企業からの要望を受けてタレントマネジメント機能の強化を急いでいる。先行する海外製品との違いは。
東芝ソリューションが提供する「Generalist」は、国内の大手企業を中心に約3300社の導入実績を持つ人材管理パッケージ。6つの機能モジュールによって構成され、それぞれがカバーする領域によって大きく以下の3つに分けられる。
領域の1つが人事管理や給与計算、就業管理といった一般的な人事業務の支援である。「Generalist HR/PR」(人事・給与)と「Generalist TM」(就業管理)の2つのモジュールがこの領域を担う。これらのモジュールは、Generalistが提供する人材管理機能全体の中核を担うと同時に、最も早くから提供が開始されたモジュールで、東芝グループの大手顧客企業を中心に多くのユーザーを持つ。
2つ目が人材教育・育成の取り組みの支援で、「Generalist LM」(教育管理・eラーニング)と「Generalist CM」(人材育成)の2つのモジュールがこの領域の機能を提供する。
3つ目の領域が目標管理や人材評価。「Generalist MO」(目標管理)と「Generalist CS」(人材評価)の2つのモジュールがこの領域に属する。近年注目を集めるタレントマネジメントに関係する機能の多くが、これらのモジュールによって提供される。
東芝ソリューションでは、日本オラクルとの協業によるタレントマネジメントのソリューション提供にも取り組んでいる。これは、日本オラクルが提供するタレントマネジメント製品「Oracle Fusion HCM」とGeneralist HR/PRを連携させることで、タレントマネジメントを包括した統合人材管理ソリューションを実現するというものだ(関連記事:“作らないERP”を目指す「Oracle Fusion Apps」、その提供モデルは?)。
一方、同社ではGeneralist自体のタレントマネジメント機能の強化も着々と進めている。東芝ソリューション 製造・産業・社会インフラソリューション事業部 業務ソリューション技術部 HRMソリューション技術担当 主務 三田村 律子氏によれば、ここ数年の間で、タレントマネジメントに関する同社への問い合わせが目に見えて増えてきているという。
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