高機能なモバイル端末に限って、バッテリーの寿命が短い。多くのユーザーがこうした不満を持つ中、近年人気を集めているタブレット端末の多くが交換用バッテリーを提供していない。その理由とは?
システムの修理は、PCの世界ではいつも冒険だ。OEMの保証規定では、ケースを開けて中をいじるのは望ましくないこととされている。しかし、その一方で、健全な拡張ボード市場や盛況なホワイトボックス/自作市場もある。これらの市場は技術に詳しく、PCの内部を自力で探索できる人向けだ。
対照的に、スマートフォンやiPodのようなモバイル端末は大抵、厳重に密閉されており、ほとんど筐体を開けられない。幸運な場合は、バッテリー交換ならできるかもしれない。
比較的新しく市場に登場してきたタブレット端末は、筐体の開けやすさに関してはスマートフォンの傾向に近いようだ。iPadが厳重に密閉されていて、中を触れないのは意外なことではない。米Appleの最新のMacBookも同様で、顧客はバッテリーを交換できない(関連記事:タブレット端末が企業にもたらす課題とチャンス)。
しかし、業界全体がAppleに続こうとしている。米ZDNetは最近、タブレット端末や一部のUltrabookで中を触れない傾向が進んでいると指摘している。
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