“ウィンテル”はまだ終わらない――クラウド注力が追い風にIBM、HPなどRISC陣営も対抗

クライアントPCの出荷台数が減少する中、Intelが新たな居場所として注力している分野の1つがクラウド基盤だ。既存ベンダーを脅かし始めたとして市場での存在感を高めつつある。その理由とは?

2014年01月16日 08時00分 公開
[Ed Scannell,TechTarget]

 IT担当者は、データセンターを刷新して高度なクラウドコンピューティング環境に対応させる際、ウィンテル(Wintel:Windows+Intel)サーバハードウェアをベースにしたスケールアウト戦略を採用することが多い。プロプライエタリなサーバのスケールアップを避けてのことだ。

 これは米Hewlett Packard(HP)や米IBMのRISCベースシステムには逆風だ。そこで両社はサーバロードマップの再構築を進めている。

 IT担当者がウィンテルを選ぶ主な理由は、初期コストと隠れたコストなどコスト面で有利だという判断と、新しいプラットフォームに移行することでデータセンターチームにとってなじみがないベンダーと付き合うリスクを回避するためだ。

UNIX市場を揺るがすXeonチップの存在

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。

news129.jpg

「ドメインリスト貸し」は何がマズい? サイトの評判の不正使用について解説
「サイトの評判の不正使用」について理解し、正しい対策が取れるにしましょう。

news046.jpg

代理店にもAIにも「丸投げ」はダメ 成果報酬型マーケティングを成功させるポイントは?
「成果報酬型マーケティング」を実現する上でインターネット広告業界が直面する課題とは...