Android端末は、業務で使うには少々頼りない――こう考える企業は多いかもしれない。だが市場を見渡すと、十分かどうかはともかく、Androidを“業務仕様”に変える手段は充実しつつある。
Android搭載のスマートフォンやタブレットから日頃業務で利用しているアプリケーションを利用できるようにするのは、他のモバイル端末を業務インフラと連携させるのとは事情が異なる。それでも、適切な業務用のモバイルアプリをインストールすれば、Android端末を立派なビジネスツールに変えることができる。
Androidスマートフォン/タブレットをビジネスアプリケーションと容易に統合できるかどうかは、どのアプリを採用するかによって変わってくる。会社で既に米Googleのアプリを使っていれば、話は簡単だ。Androidは、GmailやGoogle DriveといったGoogleのアプリと標準でデータ連係できるからだ。ただし、ドキュメントの作成や編集、スプレッドシートを使った計算処理など、一般的な事務作業に米Microsoftの「Microsoft Office」を使っている多くの企業にとって、Androidスマートフォン/タブレットの利用には多少苦労が伴う。
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