進化した電子カルテ連係ソフト――診療所IT化を促進する7種を紹介【連載コラム】医療ITの現場から

電子カルテのリプレースに伴い、別の新しいシステムの導入を検討する医師は多い。その際、電子カルテと連係するシステムの充実度に驚くこともあるという。電子カルテと連係する最近注目のシステム7種を紹介する。

2014年04月08日 08時00分 公開
[大西大輔,メディキャスト]

関連キーワード

医療IT | 電子カルテ | IT戦略


電子カルテの更新時期は5〜7年

 電子カルテは通常5〜7年で更新時期を迎えます。この更新時期は、リース契約期間が切れることによるもので、一般的に「リースアップ」と呼ばれています。このリースアップのサイクルに合わせて、メーカー各社は大きなバージョンアップを行うことが多いため、新製品もこのサイクルでリリースします。この影響からか医療ITの常設総合展示場「メディプラザ」にも5〜7年のサイクルで再度来場される方が多いようです。

電子カルテにつながる連係ソフトの多さにびっくり!

 新規開業時に電子カルテ導入を支援した医師の多くが、現在の電子カルテ連係ソフトの多さに驚かれます。電子カルテ自体も5年前の2009年と比べればもちろん進化はしていますが、それ以上に急速に進化しているのが、電子カルテと連係するシステム分野です。これまでにも画像ファイリングシステム(PACS)や診療予約システムを電子カルテと連係させるケースはよくありました。しかし、現在は上記3種類のシステムを導入するのは当たり前になり、「その他のシステムはないか」と見学に来られる医師も多くいらっしゃいます。

 そこで今回は、電子カルテと連係する7種のシステムを紹介します。

最近、注目の電子カルテ連係システム

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news006.jpg

「TikTok禁止」は結局、誰得? どうするトランプ氏――2025年のSNS大予測(TikTok編)
米国での存続を巡る議論が続く一方で、アプリ内ショッピングやAI機能の拡大など、TikTok...

news202.jpg

ネットの口コミを参考に8割超が商品を購入 最も参考にした口コミの掲載先は?
ホットリンクは、口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。

news071.jpg

「生成AIの普及でSEOはオワコン」説は本当か?
生成AIの普及によりSEOが「オワコン」化するという言説を頻繁に耳にするようになりました...