米DockerとPaaSプロバイダーが提供する機能は似ている。そのため、コンテナプラットフォームはPaaSの代替となり得る。だとすると、DockerはPaaSに完全に取って代わるのだろうか。
競争が激化しているクラウドコンピューティング市場では、強者のみが生き残る。市場が成長を続けるにつれ、より新しくコスト効率の良いサービスが誕生し、類似のベンダー製品に取って代わっているのが実情だ。
米Dockerの「Docker」は、Linuxアプリケーションとその依存関係をコンテナにパッケージ化する仮想化フレームワークだ。こうすることで、さまざまなプラットフォームでLinuxアプリケーションを利用することが可能になっている。一方、PaaS(Platform as a Service)は開発者向けに事前に構成された仮想環境を提供するDockerの類似サービスだ。多くの場合、DockerはPaaSの代替となるかもしれない。だが、オープンソースのコンテナ化テクノロジーであるDockerがPaaSに取って代わることはない。
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従来型の仮想化プラットフォームへの過度な依存が原因で、柔軟性の低下や、モダナイゼーションの停滞といった問題に悩んでいた米国の国防総省。そこで採用されたのが、コンテナとVMを1つのクラスタ上で実行できる統合プラットフォームだ。
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