映像を中心としたIT活用に力を入れる佐野日本大学中等教育学校。そのきっかけとなった、文化祭での苦い経験とは? 同校でIT活用を推進する安藤教諭が明かします。
2014年9月にWindowsタブレットを約1000台導入し、部活動に動画やオンラインサービスを生かすなど、積極的なIT活用を進める佐野日本大学学園(栃木県佐野市)。同学園が運営する佐野日本大学中等教育学校が、IT活用の中でも特に力を入れているのが映像活用です。文化祭で上映する映画や学校PR動画を生徒が制作。全国の高等学校生による放送コンテスト「第62回NHK杯全国高校放送コンテスト」では、同校の放送部に当たるデジタル放映部が創作テレビドラマ部門で準優勝するなど、実力も折り紙付きです。
同校が映像活用を始めたきっかけは文化祭での苦い経験だったと、同校ICT教育推進室室長の安藤 昇教諭は明かします。1999年、安藤教諭のクラスでは文化祭の出し物として、当時ブーム化していたカブトムシとクワガタムシの販売を計画。生徒は8月の夏休みに計200匹を集め、集客用にクワガタムシの巨大オブジェも作成しました。しかし、文化祭の開催は9月中旬。その1週間前には、採集したカブトムシとクワガタムシは、寒さや寿命から全滅していたそうです。責任を感じた安藤教諭が考え出したのが、残ったクワガタムシのオブジェを使った“戦隊もの”映画の作成でした。
週替わりのコーナー「教育ICTなんでも3ミニッツ」には、Windows/iOS端末で使える表計算型の電卓アプリケーション「シートカルク」の開発元、シートカルクの木本 実氏が登場。デモを交えて、シートカルクの機能を紹介します。「Microsoft Excel」「Numbers」をはじめとする一般的な表計算アプリとは異なり、計算機能に特化したのが特徴。数値用、演算記号用と2種類のセルを用意して、計算式を直感的に記載できるよう配慮しています。教員にとっては、例えば算数や数学の問題作成時、出題する式の組み方や数値の検討をするのに役立つと木本氏は説明します。詳しくは番組をご覧ください。
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