「Androidはおもちゃ」なんてもう言わせない Googleが挑む“仕事スマホ化”の中身「Android for Work」の機能と課題

Googleは「Android」のセキュリティと管理機能について、これまで大きな実績を上げていない。だが「Android for Work」には、この状況を一変させる力がある。

2016年03月19日 07時00分 公開
[Jack MaddenTechTarget]
Android 企業利用を見据えて進化するAndroid(画面はAndroid公式サイト)《クリックで拡大》

 Googleの「Android for Work」は、同社のモバイルOS「Android」の管理を改善する革新的な一歩だ。Android for Workは、「Android 5.0(Lollipop)」で導入された、モバイルデバイスを管理し、データを分離する機能/ツール群。メリットは多いものの、課題や例外は存在する。

 2010年に「Android 2.2」でデバイス管理API「Android Device Administration API」が実装されるまで、Androidには事実上、企業向けの管理機能が存在しなかった。モバイルデバイスやアプリ、コンテンツを包括的に管理する「エンタープライズモビリティ管理」(EMM)製品のベンダーはこのAPIにより、基本的なポリシーを強制したり、リモートワイプを実行したりするエージェントアプリケーションを作成できるようになった。後のバージョンのAndroidでは、エージェントアプリで暗号化を要求できるようにもなった。

Android for Workの仕組み

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news132.jpg

ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。

news103.jpg

なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...

news160.jpg

業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...